
>東西冷戦を象徴する「ベルリンの壁」。ドイツの首都ベルリンには今でも市内の限られた場所に保存されており、中でも有名なのがベルリン東駅近くにあるイーストサイドギャラリーだ。全長1316mの壁には壁画が描かれており、ベルリンの壁とアートを鑑賞しながらランニングが楽しめる。ベルリンマラソンに参加したついでに走ってみたので紹介する。
イーストサイドギャラリーは、ドイツの首都ベルリンのベルリン東駅(Berlin Ostbahnhof)から歩いてすぐの所にある。今回はたまたま駅前のホテルに宿泊したので、ホテルからは走って5分もかからなかった。
公式サイトによると、イーストサイドギャラリーは全長1316mの壁に101枚の壁画が描かれている。屋外美術館なので、24時間営業、入園料は無料だ。
壁の手前には「Berliner Mauer / East Side Gallery」と書かれた案内板が立っている。「Berliner Mauer」とはドイツ語で「ベルリンの壁」を意味する。
壁が途切れている場所が数カ所あり、反対側をのぞくことが出来た。ベルリンの壁は、想像していたよりも薄かった。
「え!?ベルリンの壁を壊しているの!?」と思ったら、壁の裏側で単に工事をしているだった。
ちなみに壁の裏側にはシュプレーが流れており、リバーサイドもランニングが楽しめる。
イーストサイドギャラリーを走っている様子を動画でも撮影した。
東西ドイツを分断していた「ベルリンの壁」がアートギャラリーに!
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) September 14, 2018
イーストサイドギャラリーという屋外ね美術館です。24時間オープン、入館料はもちろん無料。
アート観賞しながらランニングしてきました🏃#ベルリンマラソン #Berlin42 pic.twitter.com/UQPET8NDDA
ここからは、イーストサイドギャラリーで見かけた壁画の中で、僕が気に入ったものを10個紹介する。
1作目はこちら。漫画っぽい作風がいい。
2作目はデフォルメが素敵な作品。描かれているキャラが「ザ・シンプソンズ」に似ている。
3作目は色使いが素晴らしい。
4作目はイーストサイドギャラリーで最も有名な「キス」の作品。
5作目は非常にベルリンっぽい画だと思った。
6作目はユニークで真ん中の部分がポコっと出ているんです。フラットな壁に立体的なオブジェを付けた所に革新性が見られた。
7作目の主題は壁と壁に挟まれた群衆。壁は東側と西側を象徴しているのだろうか。
8作目は日本がテーマとして取り上げられています。先ほどの動画でも紹介したが、「日本への迂回路」と書かれた意味不明な作品。
9作目はベルリンの壁を飛び越えている男の画。「ひょいっ」とジャンプしている感じがいい。
最後の10作目はドイツの国旗にユダヤのシンボル「ダビデの星」が描かれた作品。
ウィンストン・チャーチャルは、冷戦時代のヨーロッパが東西に分断された状態を「鉄のカーテン」という言葉で表現したが、実際に鉄のカーテンで分断されていたわけではない。しかしベルリンでは、1961年から1989年まで、東西両陣営を物理的に分断する壁が存在した。現代史にも出てくる「ベルリンの壁」だ。
ベルリンの壁があった時代は、貧しい東側陣営から豊かな西側陣営に逃げる人もいれば、離れ離れになった家族に会いに壁を越えて行った人たちもいた。そして、多くの人たちが壁を越える際に命を落とした。
1989年にベルリンの壁が崩落して以来、ベルリンの壁は市内の限られた場所に保存されている。今回紹介したイーストサイドギャラリーはそのひとつで、年間300万人以上が訪れるベルリンの人気観光スポットだ。
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マラソンをライフワークにしているアラフォー男性。埼玉県に在住し、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
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