
マラソンブロガーのtomoです。
ドイツの首都ベルリン滞在中に、ランニングしながら半日で18か所の観光名所をまわってきました。
ランニングだと観光バスに乗るよりも安上がりですし、時間も節約できます。さらに気になるスポットがあればサッと寄り道もできます。
ベルリン市内でのんびりランニングするなら、ティーアガルテンがおすすめです。近くのブランデンブルグ門や戦勝記念塔にもアクセスしやすいですよ。
ずっと憧れだった「ベルリンマラソン」を走るために、2018年9月にドイツの首都ベルリンに滞在しました。
日程は以下のとおりです。
レース前日は、ベルリン近郊のポツダムを日帰りで観光してきます。
レースの前々日は午後からエキスポ会場のある「テンペルホーフ空港跡地」へ向かい、マラソン大会の受付をします。ベルリン観光に割ける時間は、その日の午前中に限られます。
半日で観光できるのは、せいぜい2〜3か所ぐらいだろう。と思っていましたが「ランニングしながら観光したらどうだろう?」と発想を変えてみました。
結論から言うと、走りながら移動することで、半日で18箇所も観光することができました。
今回は、ベルリンテレビ塔のあるアレキサンダー広場駅(Alexanderplatz)からスタートし、カイザー・ヴィルヘルム記念教会のあるベルリン動物園駅(Zoologischer Garten)でフィニッシュ。
走行距離は12kmでした。
それでは、訪れた18か所の観光スポットをひとつずつ追っていきましょう。
街をよく知るには、高いところから見下ろすのが一番。ベルリンなら、高さ368mのベルリンテレビ塔(Berliner Fernsehturm)がおすすめです。
コンクリートの塔に、球体の展望台が刺さっているような構造が特徴です。展望台からはベルリン市内を360度ぐるりと見渡すことができます。
ベルリンテレビ塔のすぐ近くにあるベルリンの市庁舎。赤レンガで造られていることから、赤の市庁舎(Rotes Rathaus)と呼ばれています。
赤の市庁舎の向かい側にあるのが、ベルリン最古の教会のひとつ、聖マリア教会(Marienkirche)です。
1848年に出版され、現代思想に大きな影響を与えた『共産党宣言』。著書のカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスは、1840年代のベルリンで一緒に過ごしています。
ベルリンを訪れたら、そんな二人が仲良くしているマルクス・エンゲルス像(Marx Engels Forum)をお見逃しなく。
アンペルマン(Ampelmann)とは、旧東ドイツの歩行者用の信号機で使われていたマーク。今でもベルリン市内の信号機で使われています。
ベルリン土産に人気のアンペルマンのグッズが買えるアンペルマンショップ(Ampelmann Shop)はぜひ立ち寄りたいですね。
シュプレー川に挟まれた中洲にそびえ立ち、ひと際存在感を放つ建物がベルリン大聖堂(Berliner Dom)です。大聖堂の中には、プロセイン王国の王族が数多く埋葬されています。
シュプレー川の中洲の北側は、ムゼウムスインゼル(Museumsinsel)と呼ばれるエリア。日本語だと「博物館島」と訳されます。
このエリアには「ペルガモン博物館」「新博物館」「旧博物館」「ボーデ博物館」「旧国立美術館」の5つの博物館があり、歴史・芸術好きにはたまらない観光スポットです。
1999年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
ムゼウムスインゼルの博物館の中でも観光客に人気が高いのが、ペルガモン博物館(Pergamonmuseum)。
館内は古代ギリシャ、ローマ、イスラム文化の美術作品の宝庫です。特に度肝を抜かれるのが古代バビロンの「イシュタル門」。青を基調とした大門に動物たちが描かれています。
ウンター・デン・リンデン(Unter den Linden)は、ブランデンブルグ門とドイツ歴史博物館を結ぶ大通り。「Linden」とは「菩提樹」の意味。
ここは、ベルリンマラソンで最後に走る直線コースでもあります。
美しい建築物やシラー(詩人)の像などがあるジャンダルメンマルクト(Gendarmenmarkt)は、ベルリン観光の人気スポットのひとつ。
ウンター・デン・リンデンの近くにあり、こちらもベルリンマラソンのコースの一部です。
ウンター・デン・リンデンの西端には、ベルリンの顔とも言えるブランデンブルグ門(Brandenburger Tor)がそびえ立ちます。
ベルリン観光では外せない観光スポットです。ベルリンマラソンでは、ブランデンブルグ門の下を通過して、300mほど先でフィニッシュします。
国会議事堂(Reichstagsgebäude)は、19世紀末の帝政ドイツ時代に築かれた建物。
ドイツ統一後はドイツ連邦議会議事堂として機能しています。
ブランデンブルグ門の近くにある「ユダヤ人のための記念碑」は、ベルリン市内に点在する戦争記念碑のひとつ。
正式名称は、虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑(Denkmal für die ermordeten Juden Europas)。高さの異なる長方形の石がただ並んでいるだけの広場ですが、アートのようにも見えるし、暮石のようにも見えます。
ウンター・デン・リンデンからブランデンブルグ門を通過すると、ティーアガルテン(Tiergarten)が広がります。端から端まで4kmもある広大な公園です。
ここはベルリンマラソンのスタート・ゴール地点でもあります。
ウンター・デン・リンデンからブランデンブルグ門を通り、ティーアガルテンに進んでいくと、右手にソビエト戦争記念碑(Sowjetisches Ehrenmal im Tiergarten)が見えます。
巨大なコンクリートの塊で出来た、非常に生々しい記念碑だ。その手前には戦車が展示してありました。戦争の爪痕はこんな身近なところにも残っているのですね。
ティーアガルテンの隣にある黄色い屋根の建物。何だろうとのぞいてみたら、世界有数の交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー(Berliner Philharmonie)のコンサートホールでした。
大指揮者カラヤンにちなんだ「ヘルベルト・フォン・カラヤン通り」に面しています。
ティーアガルテンの中央に立つ高さ67mの塔は、戦勝記念塔(Siegessäule)と呼ばれています。
こちらは、デンマーク戦争、普仏戦争などの勝利を記念して1872年に完成。塔の中は螺旋階段になっており、展望台まで上ることができます。
ティーアガルテンから少し離れていますが、カイザー・ヴィルヘルム記念教会(Kaiser Wilhelm Gedächtnis Kirche)もベルリン観光で外せないスポット。
第二次世界大戦の空襲により屋根の部分がえぐられるように崩れ落ち、その姿を今でも残している。正面のステンドグラスも壊れたままの状態。
ベルリンマラソンではコースの35kmあたりで通過します。
これまでにレースや旅ランで走ったことのある国内外のエリアをまとめました。
当ブログ「ともらん」について、よくある質問のまとめ。
マラソンブロガーの「とも」が個人運営するウェブメディアです。2016年の開設以来「読めば走りたくなるマラソンブログ」をコンセプトに、ランニング関連情報を発信しています。
マラソンをライフワークにしているアラフォー男性です。埼玉県に在住、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
マラソンブロガーの活動を通して得られた実体験をもとに、自費レビュー、徹底解説、レース攻略、旅ランニング、コラムの5つのテーマで執筆しています。
情報発信はツイッター(tomorunblog@)、練習記録はStrava(tomorun)を利用しています。Stravaは基本的に相互フォローさせていただきます。
当ブログの運営や紹介する商品の購入はアフィリエイトの広告収入で賄っており、特定企業・団体・人物から金銭的支援やPR案件は一切受けていません。
商用利用は不可。ブログやSNSなど個人で利用する場合は、当ブログの名称(ともらん)と引用リンク(https://tomo.run)が明記されていれば許諾なしで利用可能です。