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1回8,800円のパーソナルトレーニングを受けてきた

1回8,800円のパーソナルトレーニングを受けてきた

ランニングのパフォーマンス向上のためにパーソナルトレーニングを受けてみたいと思い、セントラルスポーツでトレーナーを紹介してもらいました。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。

パーソナルトレーニングを始めた理由

きっかけは、マッサージ師のひと言。施術中に「右の臀部の筋力が弱いですね」と指摘され、その弱さを庇うために左脚に負担がかかり、右脚よりも張っていると教えてもらいました。言われてみれば、いつも調子が悪くなるのは左脚のほうなんですよね。

もちろん人間なので、完全に左右対称ではありません。でも、左右のアンバランスを解消すれば左脚への負担が軽減でき、ケガや故障のリスクも減らせるはず。同時に、ランニングエコノミーも改善できて、ランナーとして成長できるかもしれない。

そんな期待を胸に、近所で受講できるパーソナルトレーニングを探し始めました。

セントラルスポーツの「PTC」を体験

ネットで検索すると、個人事業のパーソナルトレーナーは簡単に見つかりますが、最初から個人にお願いするのは抵抗があるし、当たり外れもありそう。

そこで、大手フィットネスクラブが運営するパーソナルトレーニングを比較検討することにしました。自宅から片道15分で通える「セントラルスポーツ」と「ルネサンス」を見学し、トレーナーの在籍数が多く、予約も簡単な前者を選びました。

セントラルスポーツは、PTC(Personal Trainer association of Central sports)というプログラムを提供しており、自社で契約しているトレーナーがマンツーマンで指導を行います。場所はセントラルスポーツのフィットネスクラブなので、初めての方でも安心です。

予約はWEBサイトから

予約はセントラルスポーツのWEBサイトから行います。最初にトレーナーを選び、次にトレーナーのカレンダーから日時を選択します。前日までならキャンセル料は無料なので、急な仕事や予定が入っても安心です。

トレーナーは毎回選べる

予約時にトレーナーを選ぶ形式なので、気に入ったトレーナーが見つかれば同じ人にお願いできますし、お試しで違う人にお願いすることもできます。私は1回目で良いトレーナーに出会えたので、ずっと同じ人で継続しています。

料金は1回60分8,800円から

料金体系は次のとおり。私の場合は非会員なので施設利用料1,100円が上乗せされ、1回60分で8,800円でした。トレーナーのグレードが上がると、料金も上がります。

非会員会員
パーソナルトレーナー8,800円7,700円
エキスパート パーソナルトレーナー9,900円8,800円
マスター パーソナルトレーナー11,000円9,900円
エリート パーソナルトレーナー12,700円〜11,700円〜

初回レッスンで指摘された改善点

初回レッスンではトレーナーと面談した後、身体の状態をチェクしてもらいます。私の場合は、ランニングのパフォーマンス向上に向けた改善点を知りたいと事前にお伝えしており、以下の2点を指摘してもらいました。

1. 左脚に負荷がかかっている

まず、身体が左に傾いており、左脚に負担がかかっていること。太ももの内側の「内転筋」や、股関節の屈曲や内転を行う「恥骨筋」は左側の張りがひどく、指で押した時のズシンと響くような痛みがありました。

2. 胸の筋肉が硬くて弱い

ストレッチポールの上に仰向けになり、腕を動かそうとすりと動作がぎこちない。理由は肩甲骨周りの柔軟性が足らず、胸の筋肉が弱いから。これが猫背の原因となり、ランニング時の呼吸や肩甲骨の動きに悪影響を及ぼすとのこと。

弱点を克服するためにやったこと

レッスンでは主に自分の弱点を克服することにフォーカスします。具体的にやったことは次のとおり。どれもシンプルですが、ちゃんとやろうとすると意外と難しくて奥が深い。

マッサージ

身体の緊張をほぐして左右の傾きを矯正します。割とすぐに効果が現れますが、継続しないと元に戻ってしまいます。

ストレッチ

ストレッチポールの上に仰向けになり、肩甲骨をほぐす運動と、筋力を高める運動。寝たまま重量挙げのような動作をするのはちょっと意外でした。もうひとつ、ストレッチポールを腰に当てて身体をそらし、ゆっくり起き上がります。

ポーズ

四つん這いになり、息を吸い込みながら身体をそらします。次に息を吐きながら背中を丸めます。最後に息を吐き続けながらお尻を突き出します。

スクワット

足腰を鍛える定番のトレーニングですが、重心を置く場所、足裏の状態、腰の動かし方、背中の状態、どれをとっても、今まで自分のやり方が間違っていました。やはり専門家に見てもらうのは大事ですね。慣れてきたらブルガリアンスクワットにも挑戦。

デッドリフト

ハムストリングと臀部の筋肉を鍛えるためにルーマニアンデッドリフトを行います。シンプルに見えて非常に難しいトレーニングです。

パーソナルトレーニングで得たもの

その後も月1回のペースでパーソナルトレーニングを続けました。自宅でもトレーニングできるように、ストレッチポールやバーベルも買い揃えました。

そして、通い始めて2年後に挑んだ「金沢マラソン2023」では人生初の2時間50分切り「サブエガ」を達成。身体の柔軟性や可動域を高め、正しい呼吸法を意識することがレースで生きたという実感があります。

またそれ以上に、自分の身体としっかり向き合うようになったことが、パーソナルトレーニングで得た最大の学びですね。40代に差し掛かり、これから加齢と向き合っていく中で、自分の身体の弱点を知れたのは大きな収穫でした。

パーソナルトレーニングのデメリットと注意点

パーソナルトレーニングは「やってよかった」「もっと早くやればよかった」と思いますが、デメリットと注意点もあるので、簡単にまとめておきます。

レッスンは高額

マンツーマンで指導してもらう以上、どうしてもレッスン料は高額になります。私の場合は1回8,800円。毎月通うと年間約10万円の出費になります。

目的がないと得られるものが少ない

マンツーマンで指導してもらっても、目的意識や学ぶ意欲が高くないと、得られるものが少なくなります。私の場合は、ランニングのパフォーマンス向上という目的があったので、学びやすかったですね。

長く通うとマンネリ化する

1年ぐらい通うと新たに学ぶ内容がなくなり、レッスンは動きのチェックがメインになります。定期的に第三者にチェックしてもらうことは重要ですが、毎月やる必要はある?と感じ始めました。

定期検診として使うのがおすすめ

私はセントラルスポーツのパーソナルトレーニングを2年間続けました。途中でトレーナーが独立し、別のトレーナーから学ぶ機会もありましたが、2年経つと新たに学ぶことも少なくなります。3年目から2ヶ月に1回になり、気づいたらフェードアウトしていました。

ただし、パーソナルトレーニングで学んだストレッチやスクワットは自宅で継続しています。3ヶ月や半年に1回ぐらいは「定期検診」みたいな形で、トレーナーにチェックしてらもうのはアリかなと思っています。

購入ガイド

本記事で紹介したアイテムは以下の通販サイトより購入できます。

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール