tomo.run

NB「フューエルセル RC ELITE」レビュー

NB「フューエルセル RC ELITE」レビュー

2020年9月に発売されたニューバランスのランニングシューズ「FuelCell RC ELITE」を紹介します。

カーボンファイバープレートを搭載した最速マラソンシューズで、自己ベスト更新を狙いたい人におすすめです。主な特徴は以下のとおり。

  • 反発性を高めるフューエルセル(FuelCell)ミッドソールを使用
  • フルレングスカーボンファイバープレートを内蔵
  • エリートアスリート、競技マラソンランナー向けの軽量レーシングシューズ
  • 重さは191g(メンズ・26.0cmの実測値)
  • 定価は税込28,600円

「とも」は発売日直後に注文しました。早速履いてみたのでレビューしたいと思います。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

カーボンファイバープレート内蔵

2020年9月に発売された「FuelCell RC ELITE」は、ニューバランスの最速級マラソンシューズです。主な特徴は以下のとおり。

  • 反発性を高めるフューエルセル(FuelCell)ミッドソールを使用
  • フルレングスカーボンファイバープレートを内蔵
  • エリートアスリート、競技マラソンランナー向けの軽量レーシングシューズ
  • 重さは191g(メンズ・26.0cmの実測値)
  • 定価は税込28,600円

最大の特徴は、反発性と軽量性を両立したミッドソールにカーボンファイバープレートを内蔵することで、ニューバランス史上最高のエネルギーリターン率を実現していること。

実際に履いてみると「え?なに?このスピードは……。ヤバい……。」と、爆発的な推進力にただただ驚くばかりでした。厚底&カーボンプレートの領域では遅れをとっていたニューバランスですが、一気に先頭集団に追いついてきたという印象を受けます。

FuelCellのシリーズ比較

2019〜2020年にかけてFuelCell(フューエルセル)シリーズが刷新され、距離別のフラグシップモデルが出揃いました。

公式サイトによると「FuelCell RC ELITE」がフルマラソンのレース本番、「FuelCell 5280」がハーフマラソンのレース本番、「FuelCell TC」がレース・トレーニングに適しているとのこと。

それぞれ基本スペックを表にまとめました。

FuelCell RC ELITE5280TC
発売2020年9月2019年9月2020年3月
重さ191g(26.0cm)
ドロップ
ミッドソールFuelCell、カーボンプレートFuelCell、カーボンプレートFuelCell、カーボンプレート
アッパー2層メッシュハイポニットエンジニアードメッシュ
アウトソールダイナライドダイナライドラバー

今回紹介する「FuelCell RC ELITE」は、フルマラソンで自己ベストを狙いたいランナーにおすすめのモデルとなります。

デザインとスペック

それでは「FuelCell RC ELITE」を詳しく見ていきましょう。

まずはミッドソールから。反発性と軽量性を両立したフューエルセル(FuelCell)を採用しています。

超厚底なのに、手に取るとその軽さに驚くカーボンファイバープレートはミッドソールに内蔵されており、外からは見えません。

アウターソールには定間隔で配置された三角ラバーが特徴的なダイナライド(DYNARIDE)を採用。こちらは過去の人気モデル「HANZO V2」にも使われていたアウトソール・テクノロジーです。

アッパーには通気性に優れた2層のメッシュを採用。メッシュの絵にロゴやモチーフがプリントされています。足首周りは、柔らかいアンクルパッドで包み込み、抜群のフィット感を実現します。

タンは下の部分にやや厚みがあり、こちらも抜群のフィット感。

シューレースは穴の周りをラバーで囲むことで、紐が滑りにくく、ランニングの途中で解けたり、緩んだりするリスクを軽減しています。細かい部分までよく考えられていますね。

メンズ26.0cmの重さは実測値で191gでした。見た目はボリューム感に反してめちゃくちゃ軽い。手に取った瞬間、感覚がバグります。

サイズ感

「FuelCell RC ELITE」のサイズ展開は以下のとおり。

  • メンズ:25.0~29.0cm
  • レディース:22.0~25.5cm

ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷いますが、こちらは靴幅がやや狭い作りになっており、ワイドタイプがないため、ワンサイズ上の26.0cmを選んで正解でした。

足を入れてみると、厚みのあるタンが上からギュッと押して足をしっかりと固定してくれます。

耐久性

走行距離が100kmほどの状態。耐久性はかなり高そうです。

履いてみた感想

実際に「FuelCell RC ELITE」を履いてみた感想をまとめます。

推進力がハンパない

フューエルセルとカーボンファイバープレートの組み合わせが生み出す推進力を強く感じます。ミッドソールはしなやかで弾力性があり、蹴り出しの際の反発力の威力がハンパないです。

コーナリングで高い安定感

フォアフット全面に配置されたダイナライド(DYNARIDE)のおかげで、地面をガッチリととらえてくれます。特にコーナリングで威力を発揮し、これなら雨の日のレースでも安心です。

最適ペースは3:30/km〜4:00/km

3:30/km〜6:00/kmのレンジで試走してみた結果、個人的には3:30/km〜4:00/kmのペースが最も快適に走れました。フルマラソンの本命レースはもちろん、スピード練習にもおすすめです。

おまけ

久しぶりにニューバランスのランニングシューズで「欲しい!」と思えるモデルに出会えました。

ナイキを筆頭に各社シューズメーカーが厚底シューズにシフトしていく中で、ニューバランスも厚底のカテゴリを攻めていますね。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「ニューバランス FuelCell RC ELITE」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

ニューバランス FuelCell RC ELITE