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【Fresh Foam X 1080 v13】レビュー:無重力クッションがクセになる
今回紹介するのは2023年10月に発売された「フレッシュフォーム X 1080 v13」というNew Balanceのジョギングシューズ。ソールは接地面積が高く安定感があり、面で支えるクッションは足圧分散に優れ、無重力状態のような履き心地がクセになります。
目次と内容
- 主な特徴
- サイズ感
- 締め付けないのにしっかりホールド
- 無重力クッションがクセになる
- 歩きも走りも安定する
- Hokaっぽいけど、Hokaじゃない
- 前作「1080 v12」との違い
- 総合評価:そこそこ満足
主な特徴
New Balanceの「フレッシュフォーム X 1080 v13(Fresh Foam X 1080 v13)」はボリューム感のあるFresh Foam Xのミッドソールを採用したクッション重視のジョグシューズです。主な特徴は次のとおり。
- ミッドソール
- Fresh Foam X
- アッパー
- エンジアードメッシュ
- アウトソール
- Nduranceラバーソール
- ドロップ
- 6mm
- 重さ
- 262g(メンズ27.0cm)
- 定価
- 18,700円
- 発売
- 2023年10月17日
ミッドソール
分厚く凹凸のあるミッドソールには「Fresh Foam X(フレッシュフォーム X)」を採用。前モデルからボリュームを増量し、柔らかくてクッション性の高い履き心地を実現しています。
アッパー
アッパーもミッドソールに負けずにボリューム感たっぷり。足の甲周りにゆとりを持たせつつ、アッパーと一体化した分厚いシュータンで足をしっかり固定します。
アウトソール
靴底はフォアフットとカカト周りを中心に耐摩耗性に優れた「Ndurance(Nデュランス」のラバーソールを採用。ガイコツの手を彷彿させる配置パターンが路面をガッチリ鷲掴みにします。
重さ
メンズ26.0cmの重さは実測値で261gでした。ジョグシューズとしては平均的な重量ですが、片手に持つとボリューミーな見た目に反して「軽っ!」と思わず声を出してしまいました。
サイズ感
男女別のサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:25.0〜29.0cm(0.5cm刻み)
- レディース:22.0〜25.5cm(0.5cm刻み)
幅は、カラーバリエーションによって選択肢が異なります。2E(標準)は全カラー、4E(幅広)は「BLACK」のみ、D(やや細い)は「BLUE」を除く全カラー。
- D(やや細い):BLACK、ALL BLACK、WHITE、LIGHT BLUE、GRAY/GREEN
- 2E(標準):BLACK、ALL BLACK、WHITE、LIGHT BLUE、GRAY/GREEN、BLUE
- 4E(幅広):BLACK
今回はGRAY/GREENのメンズ26.0cm、2Eを選びました。
普段、ランニングシューズ選びでは標準モデルなら26.0cm、幅広モデルなら25.5cmがジャストフィットになることが多いですが、1080 v13は26.0cmの標準モデルだとやや大きめに感じます。
やはりアッパーの足の甲周りにゆとりを持たせた設計により、実際よりも0.5cm大きく感じるのかもしれません。ただしホールド感が非常に高く、走行中にズレる心配は全くないため、少しゆとりを持たせてストレスフリーな履き心地を楽しむのも良いでしょう。
締め付けないのにしっかりホールド
シュータンの左右から伸びるメッシュ素材はシューズ本体と直結しています。シュータンとアッパーを一体化させることで、ストレスフリーなのにホールド感が高い独特な履き心地を可能にしています。1080 v13は「より長く走ること」にフォーカスしているのも納得です。
無重力クッションがクセになる
ミッドソールは軽くて柔らかく、クッション性能に優れています。しかも足圧分散に優れており、全体重が「面」で支えられているような感じです。まるで無重力状態に置かれたような感じ。反発力はそこまで感じません。あくまでもジョギングがメインでスピード走には向いていません。
歩きも走りも安定する
接地面積が広いため、直立時も歩行時も走行時も安定感が非常に高いなと感じます。スペック上は「ロッカー構造」になりますが、ロッキングチェアのように転がして走ると言うより、「かんじき」を履いて雪上を走っているような感覚に近いと思いました。ランニングだけでなく、普段履きやウォーキングに適しているというのも納得です。
Hokaっぽいけど、Hokaじゃない
最初に1080 v13を手に取った時のファーストインプレッションは「なんかHokaっぽいな」でした。「Hokaのパクリ?」とも思いました…スミマセン。軽くて分厚くてボリューミーなクッションをロッカー構造でまとめ上げる構造はHokaそのもの。
自分が所有するシューズセレクションの中では2020年6月に発売された「クリフトンエッジ」にクッション性能が似ています。ただしアッパーは1080 v13の方がストレスフリーで快適。
ちなみに2023年2月に発売された「クリフトン 9」は、ボリューミーという点で1080 v13に似ているものの、アッパーがカッチリしており、反発力も強めなので、履き心地はまったく異なります。
前作「1080 v12」との違い
1080 v13は、New Balanceのランニングシューズで人気のシリーズ「1080」の13代目のモデル。前作「1080 v12」と基本スペックを比較してみましょう。また1080 v13に興味を持つランナーなら「880 v13」と「860 v13」も候補に入ると思うので、そちらのスペックとも比較しましょう。
1080 v13 | 1080 v12 | 880 v13 | 860 v13 | |
---|---|---|---|---|
発売 | 2023年10月 | 2022年4月 | 2023年6月 | 2023年8月 |
定価 | 18,700円 | 18,700円 | 15,400円 | 15,400円 |
ミッドソール | Fresh Foam X | Fresh Foam X | Fresh Foam X(2層) | Fresh Foam X(2層) |
アッパー | エンジニアードメッシュアッパー | HYPOKNITアッパー | エンジニアードメッシュアッパー | エンジニアードメッシュアッパー |
アウトソール | Ndurance | Ndurance | Ndurance | Ndurance |
重さ(27.0cm) | 262g | 292g | 309g | 300g |
ドロップ | 6mm | 8mm | 10mm | 10mm |
1080 v12に比べ、1080 v13はアッパーがHYPOKNITからエンジニアードメッシュに変更、ミッドソール「Fresh Foam X」のボリュームが増量、重量が1割以上(30g)も減量しており、メジャーアップデートと呼ぶに相応しい進化と言えます。
一方で880 v13と860 v13はミッドソールが2層構造でドロップも10mmと高め。重量も300g台となります。880 v13はデイリートレーニングからフルマラソンまでカバーできるモデル、860 v13は安定性重視のデイリートレーニングに適したモデルとなります。
総合評価:そこそこ満足
New Balanceの「フレッシュフォーム X 1080 v13」を購入してそこそこ満足しています。ソールは接地面積が高く安定感があり、面で支えるクッションは足圧分散に優れ、無重力状態のような履き心地がクセになります。一方で、用途は主にジョギングに限定されます(自分はスロージョグがメイン)。定価18,700円はジョグ専用のシューズにしては高いですし、ターゲットもかなり絞られると思います。
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