【こんぴらさん(金刀比羅宮)でランニング】奥社まで1368段のプチ登山
香川県の琴平町にある「こんぴらさん」をお参りがてら走ってきたので紹介します。正式名称は「金刀比羅宮」。表参道から本宮まで785段、さらに奥社まで583段の石段を上りました。お参りというより、プチ登山ですね。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
こんぴらさんとは?
こんぴらさん(金毘羅さん)は、香川県仲多度郡琴平町にある神社「金刀比羅宮」の通称です。初めて聞いた時は山の名前かと思いましたが、地元の方たちが親しみを込めて「さん」付けで呼んでいるそうです。
琴平山(別名:象頭山)の中腹に「本宮」があり、さらに山奥に「奥社」が鎮座しています。表参道から本宮まで785段、本宮から奥社まで583段の石段を登り、神社にお参りに行くというより、プチ登山に出かけるような感覚です。
アクセス
こんぴらさんの最寄駅は土讃線・琴平駅と、琴平線・琴電琴平駅。いずれも高松市の中心部から電車で1時間ほどでアクセスできます。最寄駅から表参道までは歩いて15〜20分ほど。さらに本宮までは片道で30〜40分、奥宮までは20〜30分かかります。
ちなみに午後6時から翌朝6時までは境内の立ち入りが禁止されています。午後6時に閉門するため、その1時間前までには登り始めないと間に合わないので注意が必要です。
ランニングコース
今回は夏休みの旅行で松山から岡山に移動する途中、こんぴらさんのお膝元の「こんぴら温泉」に1泊しました。宿からこんぴらさんまで近かったので、チェックアウトしてから走りに出かけました。
コースは、琴平駅→表参道→金刀比羅宮本宮→奥社を巡る6km。以下は2024年8月のランニング記録です。獲得標高は実測値で327mありました。
琴平駅
というわけで、こんぴら温泉街にある旅館を出発して、まずは琴平駅を目指します。
こちらが土讃線・琴平駅の駅舎です。高松方面と高知方面を結ぶ電車が乗り入れています。
琴平駅を出ると、建物の合間から琴平山が見えました。象の頭に似ていることから「象頭山」とも呼ばれるそうです。こんぴらさんは、この山の中腹に位置します。
数百メートル進むと、琴平線・琴電琴平駅の駅舎が見えてきました。琴平線は、高松駅至近の高松築港駅と、ここ琴電琴平駅を結ぶローカル線。こんぴらさん参詣のための路線でもあります。
こんぴら表参道
琴電琴平駅から5分も走らないうちに、こんぴら表参道の入口にたどり着きました。さすが香川県有数の観光地だけあって、午後4時台でも多くの観光客で賑わっていました。ただし参拝を終えて降りてくる人たちがほとんどですけどね。
最初はお店が軒を連ねる一本道を進んでいきます。
途中から石段になります。ここから本宮まで785段もあります。軽い気持ちで参拝しようとすると、後悔することになります…。
杖のレンタルもありました。1本100円。幸い自分は上り坂に強いランナーなので大丈夫。石段は傾斜が緩やかなので、最初は「余裕じゃん!」と思いましたが、途中から一気に傾斜がキツくなり、歩いて登りました。
ようやく、本宮が見えてきた!と思ったら、まだまだ入口の「大門」でした。
長い階段を粛々と登り続け、今度こそ本宮だ!と思ったら「旭社」でした。でも本宮までは残りわずかです。
こんぴらさん本宮
785段の石段を登りきると、本宮にたどり着きました。達成感よりも疲労感の方が強かったですね。お参りするのも一苦労です。
こちらが金刀比羅宮の(御)本宮です。旅の安全祈願のお参りをしてきました。
本宮の展望台からは琴平の街並みだけでなく、遠く瀬戸内海まで見渡せます。この景色を見ると疲労が一気に抜けた気がしました。
こんぴらさん奥社
本宮からさらに583段の石段を登ると、金刀比羅宮の奥社に参拝できます。ただし大門が午後6時に閉門してしまうため、奥社へ続く道は午後5時に閉鎖されてしまいます。
手元のGarminに目をやると16時55分。ギリギリ間に合います。奥社へ向かう登山口にはスタッフの方が門を閉じる準備をしていました。
奥社へ向かう途中、常磐神社、白峰神社、菅原神社を通り過ぎて行きます。こちらは奥社に最も近い菅原神社です。
石段を登っても登っても、なかなか終わりが見えてきません。
最後に長い石段を登りきると、ようやく朱色の奥社が見えてきました!サッとお参りを済ませて、すぐに下山の準備をします。
案内マップによると、奥社からさらに山頂まで行くルートがあるようですが、登り口が分かりませんでした。まあ午後6時までには大門に戻らないとなので、余裕を持って下山できるよう、潔く引き返しました。
奥社の登り口は、こんな感じで閉門していました。「イノシシ出没に伴う危険防止の為」というのがなんだかリアリティがあって説得力があります。
参道を登っている最中は足元にしか気を取られていませんでしたが、下山の時はまったく違った景色が楽しめます。