【満濃池ランニングコース】弘法大師空海が造った溜池1周10kmを走ってきた
香川県の満濃池(まんのういけ)でランニングしてみたい…という方のために、池1周約10kmのコースを分かりやすく解説。私が2024年8月に走った時の様子も紹介します。ちなみに隣の「国営讃岐まんのう公園」からは柵で仕切られていて満濃池にアクセスできませんでした。
当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。
目次と内容
私の個人的な体験
2024年の夏休みに3週間ほど休暇を取り、車で九州から北海道まで旅してきました。もちろん、行く先々でランニングするのが主な目的。四国では「こんぴら温泉」で1泊した後、弘法大師空海ゆかりの地を訪れました。
空海が生まれた善通寺を見学中に、満濃池(まんのういけ)という溜池の存在を知りました。創築は8世紀初頭。その後821年に弘法大師空海が改修を命じられ、当時の最新の土木技術を使ってアーチ型ダム方式の堤防を短期間で完成させました。その隣には四国で唯一の国営公園「国営讃岐まんのう公園」があります。これはぜひ見ておかないと、というか池なら走って1周してみないとですね。
ともらん夏休み10日目
— ともらん! (@tomorunblog) August 18, 2024
香川の琴平町から瀬戸大橋を経由して岡山の倉敷へ。弘法大師が誕生した善通寺では、幼少期の空海「真魚(まお)」とご対面してきました
◾️観光
善通寺・国営讃岐まんのう公園・倉敷美観地区・大原美術館
◾️旅ラン
まんのう公園4km・満濃池1周8km pic.twitter.com/4XKLUNI2p3
ランニングコースの概要
満濃池(まんのういけ)は、香川県仲多度郡まんのう町にある日本最大級の農業用ため池です。丸亀駅から15kmほど、高松駅から30kmほど南に位置します。最寄駅の土讃線・塩入駅から2kmほど歩いてアクセスできます。また土讃線・琴平駅と琴平線・琴電琴平駅から、国営讃岐まんのう公園までシャトルバスが運行しています。
まずは国営讃岐まんのう公園に車を停めて、そこから満濃池に向かったのですが、公園の敷地は柵で囲まれており、満濃池の周回コースにアクセスできませんでした。
仕切り直して、車で満濃池の北側にある駐車場に移動。「まんのう町 かりん会館」に近くに駐車場や食堂があり、周回コースの起点として便利です。1周約10kmあるはずなんですが、実測値では8.3kmでした。獲得標高は114mでした。
国営讃岐まんのう公園
今回は満濃池を走ることが目的でしたが、国営讃岐まんのう公園もランニングするには最高の環境です。園内には遊歩道とサイクリングロードが整備されており、広大な敷地をじっくりまわるには1日では足りないくらいです。
入園の際には入園料を支払います(大人450円)。園内は柵で囲まれており、出入り口は数箇所しかありません。
こちらはエントランス広場の近くにある「竜頭の里」エリアです。
中央には「昇竜の滝」があり、普段は水がチョロチョロと流れていますが、時間になると大量の水が流れ出す人工の「瀑布」を見ることができます。
公園の南側の「湖畔の森エリア」には、満濃池が見える展望デッキがあります。満濃池を上から見下ろす絶好のスポットですね。
案内マップを見ると、水辺スレスレまで行けるようなので展望台から「湖畔の里」を目指して山道を走りました。
しかし水辺の手前に柵があり、園内と万能湖は行き来できません。そりゃそうですよね。自由に行き来できたら、入園料を支払わずに入園できてしまうわけですから…。
満濃池1周
というわけで、仕切り直して満濃池1周に挑みます。現在の満濃池は、周囲約20km、水深約22m、オリンピックプール約6,000杯分の貯水量を持ち、「ため池」と言うより「ダム」に近い規模感です。
こちらは現地で見かけた満濃池の周回コースの案内マップ。東西南北の4つに分かれており、西側は道路、南側はトレイル、東側と北側は遊歩道・サイクリングロードとなっています。4つの距離を足し合わせると9.9kmになりますが、Garminの実測値では8.3kmでした(一部西側でショートカットしたため)。
満濃池の北側にある駐車場に移動し、食事処「かりん亭」の前から反時計回りで走り始めます。
駐車場の隣にある「神野寺」の境内には弘法大師空海の銅像があり、ちょうど高台から満濃池を見下ろしています。1,200年前にもこんな感じで灌漑事業を指揮していたのかと思うとロマンを感じます。
周回コースの西側はアップダウンの多い一般道を走ります。
満濃池の南側まで来ると一般道が逆方向に外れてしまうため、トレイルに入ります。
しばらく木のトンネルの中を走り続けます。
木が生い茂っているため満濃池はほとんど見えませんが、時折このような感じで顔を出してくれます。
途中、何度か道に迷いそうになりましたが、こちらの案内図に沿っていけば大丈夫です。
周回コースの東側は歩道とサイクリングロードが一緒になっていますが、草がボーボーに生えていて走りづらかったです。
北側は遊歩道とサイクリングロードのみ。起伏も緩やかで後半は満濃池を望みながらランニングが楽しめます。
かりん亭
走り終えた後は食事処「かりん亭」で香川ならではの「うどん」をいただきました。こちらはお酢と生醤油でいただく冷たいうどん。1杯250円。コロッケは1個150円。1食400円の良心的な価格設定でした。
購入ガイド
本記事で紹介したアイテムは以下の通販サイトより購入できます。