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【熊本城マラソン2023レポート】最後の坂がエグい…フル 2:55:35

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【熊本城マラソン2023レポート】最後の坂がエグい…フル 2:55:35

2023年2月19 日(日)に熊本県熊本市で「熊本城マラソン2023」が開催されました。フルマラソンの部を走ってきたので詳しくレポートします。

更新日: 公開日:

目次と内容

熊本城マラソンとは?

熊本城マラソンは、毎年2月に熊本県熊本市を舞台に行われるマラソン大会です。

初開催は2012年。2021年と2022年は新型コロナの影響で中止となり、2023年に10回目の開催を迎えます。

種目は以下の3種。ここではフルマラソンについて紹介します。

  • 歴史めぐりフルマラソン(日本陸連公認)
  • 金栗記念熊日30キロロードレース
  • 城下町ファンラン

スタート地点は熊本城公園から少し離れた水道町駅(路面電車)付近。

ゴール地点は熊本城公園の二の丸広場。

コースは主に熊本城の南西部の市街地を走ります。

直線の多い幹線道路を使うので走りやすいのですが、陸橋などで所々にアップダウンが忍んでいます。

ラスト1kmは高台にある熊本城へ向かう上り坂。最後の200mも上り坂となっています。

熊本城マラソンの最大の魅力は熊本城、と言いたいところですが、実際にはレース中に天守閣は見えません(スタート地点で振り返ったら見えましたが)。

ゴール地点は熊本城の敷地内にありますが、完走メダルや食べ物を受け取った後にようやく天守閣とご対面できます。

ただし2023年大会では参加者特典として、天守閣が無料で見学できました(通常は大人800円)。

2016年の熊本地震からもうすぐ5年が経ちますが、石垣の多くは未だに崩れたまま。これから10年かけて修復していくそうです。

遠征日程

今回は埼玉県の自宅から参加するために、2泊3日の日程で熊本に向かいました。

  • 2023年2月18日(土)埼玉→熊本
  • 2023年2月19日(日)レース当日
  • 2023年2月20日(月)熊本→埼玉

レース前日は9時半に自宅を出発して午前中の便で羽田空港から阿蘇くまもと空港へ向かいました。

余談ですが、前日は体調が悪くて棄権すら考えたのですが、ひと晩寝たら元気になりました。

空港から市内まではバスを利用。40分ほどでホテル近辺の熊本桜町バスターミナルに到着。

バスターミナルは「サクラマチクマモト」という複合商業施設の一角にあります。

今にも雨が降りそうだったので、すぐにホテルにチェックインしてランニングに出かけました。

レース前日の調整ランをかねて、熊本城をぐるりと1周。外周が大体3kmくらいでしたね。

その後、天守閣を見学してからサクラマチクマモトに戻りました。

熊本城マラソンの受付会場はサクラマチクマモトの目の前の広場にあります。

受付を済ませ、夕食はサクラマチクマモトの地下の飲食店でサクッと済ませました。と言いつつ、かなりヘビーなモツ鍋でしたが…。

ちなみにレース翌日は有給休暇を取得しました。遠方の大会でフルマラソンを走った後に帰宅するのは結構キツイので。30代の時は普通だったんですけどね…。

参加記念Tシャツなど

さて、ここで「熊本マラソン2023」の受付会場でもらった戦利品をチェックしておきましょう。

まずはアスリートビブスとパンフレット。

参加記念Tシャツは10回目の開催を記念して「10th」と書いてありました。

荷物袋。今回は連泊なので使いませんが。

マックのチケットも貰いました。

一番嬉しかったのがこれ。ポンチョと軍手です。レース当日は雨予報なので助かります!ただしポンチョは一応、防寒用でレインウェアではないようです。

スタートラインへ

レース当日の日程は以下のとおり。

  • 06:45 起床
  • 07:00 朝食
  • 08:15 ホテル出発
  • 08:30 スタートブロック整列
  • 09:02 スタート
  • 11:57 フィニッシュ
  • 12:30 ホテル

朝起きて窓を開けると土砂降りでした。雨ランには慣れている方ですが「この中を走るのか…」とちょっとブルーになります。

ホテルを出発する頃には弱くなりましたが、ポンチョを着込んでスタート地点に向かいます。

こちらはサクラマチクマモトの前の広場。荷物預け入れ用のトラックが待機しています。

スタートエリアは本人確認と体温チェックが義務付けられています。熊本城マラソンはエントリーやランナーの情報を管理するシステムを自前で構築しており、本人確認は顔認証でした。これにはちょっと感動しました。

スタートブロックは8:35に閉鎖するので、それまでに決められたブロックで待機します。今回はBブロックからのスタート。

Bブロック前方にはサブ3ペーサの風船(星型)が見えました。

スタート15分前には雨が完全に止みました。

定刻通り、先に30kmの部がスタートし、2分後にフルマラソンの部の号砲が鳴ります。

コース攻略

ここからはフルマラソンの部を走った時の様子を紹介します。

今回は3週間後に本命レースの「びわ湖マラソン2023」が控えており、「熊本城マラソン2023」はその予行演習(練習)として走る予定でした。

目標タイムはサブ3ぎりぎりの2時間58〜59分でしたが中盤からの調子が良く、4:05/km前後のペースを維持しました。

前半

スタート直後は渋滞しましたが、1kmを過ぎたあたりから自分のペースで走れました。2kmあたりでサブ3ペーサーに追いつきます。

このままサブ3の集団の中で走ることも考えましたが、思ったより調子が良かったので集団の前に出ることにしました。

5kmあたりで最初の折り返し地点を通過。

しばらく長い直線コースが続きます。10kmあたりで白川にかかる熊本西大橋に差し掛かります。高低差は20mほど。

13km地点を通過。長い竹にのぼりのようなものが付いていました。

15kmあたりで川尻というところまで来ました。九州新幹線(上)と在来線(下)の間を通過するという珍しい立体交差です。

川と歴史の町、川尻のメインストリートを駆け抜けます。この辺りは沿道の声援が盛況でした。住民の皆様に感謝です。

その後、住宅地を駆け抜けて中間地点を通過。1時間27分台でしたので、このままペースを維持できれば2時間54〜55分で完走できます。

後半:中間地点〜30km

レース後半に入っても疲労感は全くなく、4:05/kmペースを維持して走り続けました。

ただし時折、雨がパラパラ降って来るので集中力が削がれます。

25kmを過ぎると熊本城マラソンの難所として知られる「熊本港線」を走ります。ほぼ一直線のコースを往復5km。

往路は雨と向かい風でペースが4:15/kmまで落ちました。こういう時は無駄に逆らわずに、エネルギーを温存すべくひたすら耐えます。

というのも、復路は追い風で楽に走れて遅れを取り戻せるからです。案の定、折返し地点を過ぎると身体がふわっと軽くなりました。

でも追い風は感じません。「なんでだろう?」と思いましたが、走行速度が風速と同じかそれよりも速いからでしょう。

あっという間に30km地点を通過。

後半:30km〜ゴール

30kmを過ぎても足はまだしっかりしています。

熊本西大橋の復路ではややペースダウンしましたが、その後も4:05/kmペースを維持。

「これは結構いいタイムが狙えるのでは?」と思いましたが、慎重に進めます。

35km地点も楽々クリア。

しかしフルマラソンは甘くありません。37kmあたりから急にペースが落ち始めました。

粘れなくもないのですが、本命レースが3週間後に控えているため、無理はしないけど失速を最小限に抑えるギリギリのラインを攻めて行きました。

39kmあたりで白川沿いを走ります。

そしてフォルムの美しい泰平橋を横断。

40kmあたりで心が折れました。さらに失速しますが、もう自然の流れに任せます。

というのも熊本城マラソンは最後にラスボスとも言える上り坂が控えているから。

ラスト1km。高台にある熊本城に向かいます。40km走った後に上り坂を走ると脚がガクガク震えます。

最後は石垣の横を走り、ゴール地点の二の丸広場を目指します。

ラスト195mの様子を動画で撮影しました。一生懸命撮ったので「いいね」してもらえると嬉しいです!

ゴールの後で

完走タイムはネットで2時間55分35秒、グロスで2時間56分00秒でした。

「新潟シティマラソン2022」と「富山マラソン2022」に次ぐ、自分史上3番目に速いタイムです。

当初の目標がギリギリサブ3でしたので満足いく結果でした。

実は今年の1月からランニングフォームを少し変更しており、着地時の反発力を最大限に活かせる脚の動きを意識しています。

今日はその走りのおかげで38kmまで楽にペースダウンすることなく走ることができました。

レース中は熊本城の天守閣を一度も目にすることがなく、ゴール会場でようやくご対面です。

戦利品を紹介しておきます。

会場では暖かい味噌汁が振舞われていました。

こちらは菓子パン、レッドブル、おにぎり。

そして完走タオルと完走メダルです。

マスクと箸置きもいただきました。

ゴール会場から市街地までは1km超の距離を歩きます。これが結構キツかったですね…。

おまけ

最後に、今日のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。

ランニングシューズは、アシックスの「メタスピードエッジ+」を着用。厚めのクッションのおかげでアップダウンがエンドレスに続いても、最後まで脚が持ちました。

ソックスは、タビオの「レーシングラン ナノグリップ」を使用しました。生地全体に滑り止め加工が施されており、足とシューズが一体化します。

パンツはOnの新作ハーフパンツ「5″ Lightweight Shorts」を着用。非常に良く作られたインナーブリーフのおかげで股ずれを最小限に抑えることができました。

レース前のカーボローディングはいつもの「モルテン Drink Mix 320」です。

エナジージェルは、いつもの「アミノサウルス ジェル」を使用。15kmと23kmでカフェインなし、28kmでカフェイン入りを摂取しました。

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