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Nike「エアズーム テンポ ネクスト%」レビュー
2020年9月に発売されたナイキのランニングシューズ「エア ズーム テンポ ネクスト%」を紹介します。
ナイキの最速厚底シューズ「アルファフライ ネクスト%」の練習用モデルです。主な特徴は以下のとおり。
- ミッドソールに「Nike ZoomX」と「Nike React」を採用
- フォアフットに反発力に優れた「エアズームポッド」を追加
- 通常版とフライイーズ版が選択可能
- 重さは297g(メンズ26.0cm・フライイーズ版)
- 定価は税込24,200円〜
「とも」は発売日当日に注文しました。早速履いてみたのでレビューしたいと思います。
目次と内容
最速トレーニングシューズ
ナイキの厚底ランニングシューズに新しいコンセプトのモデルが加わりました。
その名は「エアズーム テンポ ネクスト%(Air Zoom Tempo Next%)」。長いので以降は「テンポ ネクスト%」と呼びます。
ナイキの最速フラグシップモデル「アルファフライ ネクスト%」のトレーニング版という位置付けです。主な特徴は以下のとおり。
- ミッドソールに「Nike ZoomX」と「Nike React」を採用
- フォアフットに反発力に優れた「エアズームポッド」を追加
- 通常版とフライイーズ版が選択可能
- 重さは297g(メンズ26.0cm・フライイーズ版)
- 定価は税込24,200円〜
最大の特徴は「アルファフライ ネクスト%」にも搭載されている「エアズームポッド」を搭載していること。練習でも最速マラソンシューズのライド感に慣れることができます。
外から見えるスケルトン仕様のユニットが「エアズームポッドは」です。バネのように弾む履き心地でストライドの伸びをサポートします。
フライイーズ版
「テンポ ネクスト%」はシューレース(紐)を結いて使うの通常版と、シューレースを引っ張るだけのフライイーズ版から選べます。
フライイーズ(FlyEase)の特徴は、シューズの着脱がしやすいこと。上部の紐を引っ張るだけで、アッパーの外側に張り巡らされた糸がギュッと締め付けられ、足をしっかり固定します。
今回はこのフライイーズ版を選びました。
デザインとスペック
それでは「テンポ ネクスト%」を詳しく見ていきましょう。
「ぼってりして、ランニングシューズっぽくないな」というのが第一印象。バスケットシューズのイメージに近いです。
超厚底のミッドソールと、足首まわりの分厚いアンクルパッドがボリューム感を高めていますね。
超厚底なミッドソールは、外側には赤、内側には青のカラーリングが施されています、エアズームポッドも同じ配色。クッションには「Nike ZoomX」を採用。
ヒールには、軽量で耐久性に優れた「Nike Reactテクノロジー」を搭載。足を踏み出すたびに高いクッション性を発揮し、安定した履き心地を実現します。
やはり気になるのがエアズームポッド。まるで精密機械が埋め込まれているんじゃないか?と思わせるサイボーグ感あります。
外から透けて見えるスケルトン仕様。着地のエネルギーを蓄え、爆発的な推進力に変換します。
弾力性に優れた半透明のFlyknitと合成素材のアッパーを取り入れることで、通気性、軽量性、そしてフィット感を高めています。
フライイーズ版には、従来のシューレース(紐)がありません、独自の固定(ロック)と解除(リリース)のシステムで足をしっかりと固定します。
アンクルパッドは柔らかくて厚みがあり、足首を優しく包み込みます。
アウターソールはユニークな構造をしており、フォアフットとヒールを中心にラバー素材が配置されています。数百人ものランナーの走行データを分析して作られたデザインにより、あらゆる路面で高いグリップ性能を発揮します。
メンズ26.0cmの重さは、実測値で297gでした。決して軽いわけではありませんが、見た目からは想像できない軽いさです。
サイズ感
「テンポ ネクスト%」のサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:24.0cm〜31.0cm
- レディース:22.0〜26.0cm
ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷いますが「テンポ ネクスト%」は幅広ではないため、ワンサイズ上の26.0cmを選んで正解でした。
フライイーズのフィット感は予想以上に良かったです。足首まわりのアンクルパッドがブカブカだったので心配しましたが、ちゃんと固定すれば足とシューズが一体になります。
履いてみた感想
実際に「テンポ ネクスト%」を履いてみた感想をまとめます。
無理なくストライドが伸びる
まず実感するのが、ストライド(歩幅)が自然と伸びること。エアズームポッドがバネのような役割を果たし、脚に負担なくストライドがグイグイ伸びます。
スピード感覚がバグる
ストライドが伸びることでスピードも驚くほど上がります。5kmのビルドアップ走で履いてみたところ、自分の脳が認識するスピードよりも、1kmあたり20〜30秒速いスピードで走っていました。
例えば5:00/kmペースで走っているつもりが4:30/kmだったり、4:00/kmで巡航していると思ったら3:40/kmだったり。スピード感覚がバグります。
フライイーズの使い勝手は微妙
今回、初めてフライイーズを使ってみましたが、着脱の「着」はしやすいものの、「脱」にはやや手間取りました。
まずは「STEP」と書かれたタブを片手で摘みながら足をシューズに入れます。
そして上部にある「LOCK」と書かれた部分を引っ張るだけ。アッパーに張り巡らされた紐がキュッと締まります。
下部にある「RELEASE」と書かれた部分を引っ張ると、カチッという音と共に、締まりが解除される。はずなんですが、アッパーの外側に張り巡らされた糸を緩めてあげないと脱げません。
参考までに、ショートムービーも撮影してみました。
#ナイキ の「テンポ ネクスト% フライイーズ」の着脱方法
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) August 30, 2020
LOCKを引っ張って固定、RELEASEを引っ張って解除、それだけ。
レビュー👉 https://t.co/hD7i350fZ8 pic.twitter.com/8aAnHgXzzV
位置づけが微妙
最速マラソンシューズ「アルファフライ ネクスト%」のトレーニングモデルということですが、正直なところ練習での位置づけが微妙でした。普通にトレーニングで履くなら、ズームフライやペガサスで良いような気がします。
フライイーズはソックス必須
注意点としては、フライイーズは上からギュッと押さえつけるため、素足だと足の甲が擦れてしまいます。ランニングソックスを履かないで走ったら、皮膚が擦りむけてヒリヒリしました。
おまけ
結果的に出番の少ないシューズとなってしまいましたが、エアズームポッドやフライイーズといった最新のテクノロジーに触れる良い機会でした。
定番ばかり追いかけていたら、新しい発見はないですからね。これからも失敗や後悔も覚悟しつつ、興味を持ったランニングシューズを履いてみたいと思います。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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