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【黒部名水マラソン2017レポート】意外にも快走!フル3:21:21 PB
2017年6月4日に参加した「カーター記念 黒部名水マラソン」の大会レポートをお届けします。
種目はフルマラソン。前半は黒部川扇状地の緩やかな坂を駆け上がり、後半は黒部川に沿って降るコース。
名水の里だけあって、給水所やゴール会場では天然水が飲み放題です。
目次と内容
黒部名水マラソンの特徴
黒部名水マラソンは毎年6月に富山県黒部市を舞台に開催されるマラソン大会です。主な特徴は以下のとおり。
- 会場は黒部市総合公園
- 立山連峰や黒部川、富山湾の絶景を見ながら走れるコース
- エイドステーションでは天然水が飲み放題
最新情報は公式サイトを確認しましょう。
スタートとゴール地点のある大会会場は黒部市総合公園に設置されます。最寄りのあいの風とやま鉄道・黒部駅から1.5kmほど。
コースは、折り返し地点の23kmを頂点に、前半は緩やかな上り坂、後半は下り坂となっています。27kmから黒部川の土手を、ラスト5kmは富山湾沿いの海岸線を走ります。
以下は公式サイトより拝借。獲得高度は100mちょっと。
遠征日程
埼玉県の自宅から参加するために、今回は1泊2日の日程でレース前日に富山へ向かいました。
レース前日
北陸新幹線が開通したおかげで、首都圏から北陸へアクセスしやすくなりました。大宮駅から富山駅までは2時間もかかりません。
レース前日は富山駅近くのホテルに宿泊。時間に余裕があったので「環水公園」をジョギングしてきました。
レース当日
富山駅から会場最寄駅の黒部宇奈月温泉駅まで新幹線で移動。黒部宇奈月温泉駅から会場までは、大会専用の無料シャトルバスを利用しました。
スタートラインへ
朝5時半起床。身支度をしてから6時15分にホテルを出発した。富山駅から北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅へ向かいます。
ランナーで混雑して乗り切れないのでは?と心配していましたが、余裕で自由席に座れました。所要時間はたったの12分。
黒部宇奈月温泉駅でシャトルバスに乗り換え、会場のある黒部市総合公園を目指します。
20分ほどで到着しました。
まずは参加Tシャツとナンバーカードを受け取ります。今回は陸連登録者としてエントリーしたので、特設の窓口で対応していただきました。
荷物の預け入れはなし。体育館内の観客席か1階の荷物置き場に置くしかありません。貴重品は、A4封筒に入れて預かってくれますが、100円かかります。
30分前にスタート地点に入ります。今回はBブロックからのスタート。この時点で青空が広がり、気温も上がってきました。
黒部市長と高橋尚子さんの挨拶を聞きながらスタートを待ちます。高橋尚子さんは制限時間の6時間まで、ランナー全員とハイタッチをしてくれるとのこと。
コース攻略
ここからは「黒部名水マラソン」を走った時の様子を振り返ります。
前半戦
スタート直後は混雑せずにスムーズに走れました。Bブロックでもタイムロスは20秒程度です。
5kmあたりの給水ポイント。黒部市は「名水の里」として有名ですが、今大会の給水はすべて地元黒部の天然水が提供されます。
5km〜9kmは、ローカル線あいの風とやま鉄道沿いの田んぼ道を走ります。途中、何度か電車が通り過ぎていきました。
9kmあたりで黒部駅を通過。駅舎が可愛らしいですね。
10km地点。黒部市の街中を駆け抜けます。ここから折り返し地点の22kmまで緩やかな上り坂が続きます。
12kmあたりから傾斜がきつくりなり、坂を上っているなという感覚がありました。
3時間30分のペースメーカーを見つけたので、しばらく張り付いて行くことにしました。
17kmあたりで黒部宇奈月温泉駅を通過。今朝、北陸新幹線で下車した駅です。
宇奈月温泉方面に向かい、のどかな田んぼ道を走り続けます。そしてハーフ地点を通過。
後半戦:21km〜30km
ハーフ地点までは5:00/kmペースを維持しましたが、今日は体力的にはまだまだ余裕があります。
このまま30kmまで3時間半のペースメーカーと走るつもりでしたが、後半は下り坂ということもあり、思い切ってペースアップして勝負に出ることにしました。
ペースメーカーを徐々に引き離しながら22kmの折り返し地点を通過します。
田んぼの真ん中にトロッコ電車を発見。
25kmあたりで脇道に入り、黒部川方面へ向かいます。
黒部川の土手に出ました。周囲に直射日光を遮るものがなく、暑さを感じます。
シンドイな……と思い始めたら、黄色いTシャツを着た高橋尚子さんを発見。この方はいつもランナーが挫けそうになるポイントで応援してくださります。
そういえば今年の2月に出場した「香川丸亀国際ハーフマラソン2017」の時も一番苦しい14km地点でエールをいただきました。
後半戦:30km〜
30km地点。ハーフ地点からペースアップしている割には疲れを感じません。「30kmの壁」も今のところ大丈夫。
ひたすら黒部川沿いを進んでいきます。
ランニングウォッチのディスプレイに目をやると、4:30/kmペースで巡航中。
35km地点。このままのペースでいけば3時間25分も切れるんじゃないか、と希望が湧いてきました。
さすがに疲れてきましたが、富山の美しい景色に癒されます。
あいの風とやま鉄道の線路下を通過。
ラスト5kmは富山湾沿いの海岸線を走ります。こちらも絶景です。
40km地点。このあたりは漁港でしょうか。。
最後は黒部市総合公園に戻ってゴール!
ゴールの後で
完走タイムは、ネットで3時間21分21秒、グロスで3時間21分41秒でした。なんと自己ベストを13分も更新することができました。
走った後は紙コップを渡され、黒部の天然水が飲み放題です。これは贅沢。
こちらが今回の戦利品。タオル、メダル、アクエリアス1本、天然水1本。
参加Tシャツはデザインが地味ですが、一応ミズノです。
全参加者に、ます寿し、名水鍋、名水だんごが振る舞われますが、今回は帰りの新幹線に乗るために断念…。
その代わり、黒部宇奈月温泉駅で新幹線を待っている間に「海の幸たっぷりうま煮弁当」をいただきました。
ちなみに駅前にも、黒部の天然水がじゃぶじゃぶ流れています。空になったボトルを満タンにしておきました。
おまけ
フルマラソンは後半、特に30km以降が苦しくなります。「黒部名水マラソン」のように後半が下り坂だと、そんなに苦しまずに済みます。
もちろん前半の上り坂は大変ですが、ある程度の「貯金」ができれば、後半は重力に任せて走るだけ。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。