tomo.run

立山黒部アルペンルート:雪の大谷1kmコース

立山黒部アルペンルート:雪の大谷1kmコース

毎年4月〜6月に立山黒部アルペンルートで楽しめる「雪の大谷ウォーク」の様子を紹介します。高さ20m近くの雪壁は圧巻。ランニングで1kmコースをめぐる「雪の大谷ラン」も楽しんできた。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

この記事の内容

雪の大谷とは?

立山黒部アルペンルートは、長野県の扇沢駅と富山県の立山駅を結ぶ山岳観光ルートです。長野側の中腹には有名な「黒部ダム」があります。

また、立山黒部アルペンルートの最高地点の室堂(むろどう)では、4月から6月にかけて高さ20mに迫る雪壁が観光することができます。別名「雪の大谷」。

この雪壁の間を散策する「雪の大谷ウォーク」がやりたくて、ゴールデンウィークの三連休に立山黒部アルペンルートを訪れました。日程は以下のとおり。

  • 2022年4月29日(祝):長野県大町市で前泊
  • 2022年4月30日(土):立山黒部アルペンルートの扇沢〜室堂を往復
  • 2022年5月1日(日):埼玉県の自宅に戻る

扇沢〜室堂は、往復の移動時間だけで4時間かかります。室堂での滞在時間も含めると、丸一日必要。

扇沢〜室堂の移動は約2時間

扇沢から室堂までは直線距離で約13kmですが、標高は1433mから2450mまで一気に上ります。

以下の4つの乗り物を乗り継ぐため、移動時間は最短で約2時間かかります。

  • 扇沢〜黒部ダム(電気バス)
  • 黒部ダム〜黒部湖(徒歩)
  • 黒部湖〜黒部平(ケーブルカー)
  • 黒部平〜大観峰(ロープウェイ)
  • 大観峰〜室堂(トロリーバス)

順番に説明していきますね。

扇沢

長野側の玄関口である扇沢駅からは電気バスに乗って黒部ダムへ向かいます。

30分毎に便がありますが、ゴールデンウィークのようなピークシーズンは事前に予約しておかないと席が確保しづらい。

今回僕は、登山の1週間前に立山黒部アルペンルートの公式サイトで10時発の便を予約しておきました。ちなみに運賃は扇沢〜室堂の往復で9,470円(大人)。

しかし第一関門はもっと前にありました。10時の便だと扇沢の駐車場が満車で車が停められません。しかたなく駅から400mほど離れた市営駐車場に停めました。

電気バスはトンネルの中をひたすら走り続けます。黒部ダムまでの所要時間は15分ほど。

黒部ダム

電気バスを降りてトンネルの通路を抜けると「黒部ダム」に出ます。実は8年前にも来ており、初めて「黒部ダム」を見た時はその大きさに圧倒されました。

当時は娘たちが小さかったので「黒部ダム」でUターンしましたが、今回はダムの反対側まで歩いて行き、さらにその先を目指します。

黒部湖

今度はケーブルカーに乗って傾斜30度くらいのトンネルをするすると上っていきます。

黒部平

黒部平はレストランや展望台があり、次のロープウェイ待ちの観光客で溢れかえっていました。

ケーブルカーに乗る際にロープウェイの整理券を渡され、自分の番号が来るまで待たされます。

15分ほど待ち時間があったため、展望台で立山連峰を眺めてきました。

大観峰

大観峰は中継地点といった感じで、のんびりする場所ではありません。最後はトロリーバスに乗って目的地の室堂を目指します。

室堂

10分ほどで室堂に到着。屋外に出ると、辺り一面が真っ白でした。

この日の気温は1℃。そして雪の大谷の高さは、最も高い場所で17mもあみだい。

雪の大谷”ウォーク”

ここからは「雪の大谷」の様子を紹介します。

雪の大谷

室堂駅前のバスターミナルを通り過ぎると「雪の大谷」の入口があります。この辺りの雪の高さは2〜4mしかありません。

除雪された片側一車線の道路を歩いていきます。片側がバスの通り道、もう片方が遊歩道になっていました。そして道路の両側には10mを軽く超える雪の壁。これが500mほど続きます。

雪の壁は柔らかい。こんな感じにお絵描するのも「雪の大谷ウォーク」の楽しみのひとつ。

間もなく「こどもの日」ということで、鯉のぼりもありました。

こちらが「雪の大谷」の最高地点。17mということは、ビル4〜5階の高さに相当するわけですね。

パノラマロード

雪の大谷に並行して「パノラマロード」という雪の遊歩道が設けられています。こちらは雪の壁がなく、立山連峰を一望できます。

室堂駅→雪の大谷→パノラマロード→室堂駅のルートなら、無駄なくまわれます。

雪の大谷”ラン”

ここまでは普通の観光客の楽しみ方。

マラソンブロガーとしては、やはりランニングで「雪の大谷ラン」を楽しみたいですね。

室堂〜美女平は走れなかった

当初の予定では室堂駅から家族と別行動し、自分だけ室堂〜美女平の区間を自力で走り、美女平〜室堂(約23km)はバスで戻ってくる計画でした。

しかし、室堂駅〜美女平はバスでしか通行できないことが判明。こちらは「雪の大谷」の最西端ですが、ロープが張られてこれ以上先に進めません。

標高2450mの1kmコース

というわけで、観光客が少なくなるランチタイムを狙って室堂駅→雪の大谷→パノラマロード→室堂駅のルートを走ってきました。

距離にすると1kmしかありませんが、走り切るのに9分近くもかかりました。

まず、ここは標高2450mで空気が薄く、ちょっと走るだけでも息切れがします。そして、パノラマロードは雪道なので足を取られやすい。普通に走るのは無理です。

おまけ

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。