【ナイキ】エア ズーム ペガサス 38 徹底レビュー

ランニングシューズ

ペガサス(Pegasus)はナイキ史上、最も売れているランニングシューズ。ナイキのフラグシップモデルとして最新テクノロジーを採用し、インターバル走からスロージョグまで幅広いシーンで活躍してくれる。

2021年4月に発売された「ペガサス 38」はシリーズ38作目。僕は34作目からペガサスシリーズを愛用しているが、37→38はあまり進化を感じられなかった。マイナー・アップデートすらなく、マイナーダウングレードでは?というのが正直な感想。36→37の進化が感動するレベルのメジャー・アップデートだったので、38への期待値が高すぎたのかもしれない。

この記事の目次

主な特徴

「ペガサス 38」の特徴は以下のとおり。


最大の特徴は、インターバル走からスロージョグまで幅広いランニングシーンに対応できること。クッション性に優れた「ナイキ リアクト フォーム」と、反発性に優れた「ズーム エア ユニット」の組み合わせが、あらゆるスピードにおいて快適な履き心地を実現している。

ランニングシューズ選びに迷ったら、とりあえずペガサスを買っておけば間違いない、というのが僕の持論。

仕様

以下は「ペガサス 38」の仕様をまとめたもの。参考までに前作の「ペガサス 37」と「ペガサス 36」と比較する。

ペガサス 38 ペガサス 37 ペガサス 36
発売 2021年4月 2020年4月 2019年4月
重さ 285g(28cm) 272g(28cm)
ドロップ 10mm 10mm
ミッドソール Nike Reactフォーム+Air Zoomユニット(前足部) Nike Reactフォーム+Air Zoomユニット(前足部) フルレングスのZoom Airユニット
アッパー サンドウィッチ構造のメッシュ素材 トランスルーセントのメッシュ エンジニアードメッシュ
アウトソール Nike Grind を採用(約9%) 改善されたグリップ力 ワッフルピストンのラバー

前作と比較

前作の「ペガサス 37」の違いを見ていこう。まず、最も分かりやすい違いがタンの厚さだ。36と37はフラットだったが、38は34と35と同じクッション入り。37(写真左)と38(写真右)を比較すると、タンの厚さの違いが一目瞭然。

アッパーのメッシュにも変化が見られる。37(写真下)は透けるトランスルーセントな素材が特徴だったが、38(写真上)はニット素材ぽく仕上がっている。写真ではわかりづらいが、38はつま先部分がより幅広になっている。

唯一、前作から進化を感じられたポイントはシューレース(紐)周り。シューレースの締め具合を細かく調整しやすくなっている。

良くも悪くも「ペガサス 38」は、34や35の旧仕様に戻った感じがある。

歴代ペガサス

以下は僕のペガサスコレクション。上から、34→35→36→37→38。「ペガサス 34」はカスタムモデルで、左右に「TOMO.RUN」のロゴが入っている。

外観

それでは「ペガサス 38」を詳しく見ていこう。

ミッドソールにはクッション性に優れた「ナイキ リアクト フォーム」を採用し、前足部には反発性に優れた「ズーム エア ユニット」を配置している。外側には「air zoom」のロゴが小さく入っている。


リアクト フォームはシワになりやすいが、斜めに窪みを入れることで耐久性を高めている。

内側には極小の文字で「ENGINEERED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF WORLD-CLASS RUNNERS NIKE RUNNING」が印字されている。一流マラソン選手が履いているシューズと同じスペックだよという意味。ペガサスにナイキの最新テクノロジーが採用されていることを強調している。


アッパーにはサンドウィッチ構造のメッシュ素材を採用。通気性を担保しつつ、前作よりも柔らかく、クッション性が増している。

シューレースは前作から改良され、締め具体を細かく調整しやすくなった。

タンはクッション入りで分厚い。最近はペラペラのタンが主流なので、違和感を感じる。

カカト周りもアンクルパッドにクッションが厚めに配置されている。足首を優しく包み込み、シューズのホールド感を高めてくれる。

アウターソールはグリップ力に優れたラバーを配置。「ペガサス 38」には環境に優しい再利用素材「Nike Grind」を利用しているという。

サイズ感

ペガサス 38」のサイズ展開は以下のとおり。

普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷うが、これまでペガサスは25.5cmの「エクストラワイド(4E)」を選んできた。

「ペガサス 38」は、つま先部分が幅広になっている。ワンサイズ上の26.0cmの通常タイプを選んでみたが、ちょうど良いサイズ感に満足している。通常タイプのほうがカラバリも豊富なので有難い。

耐久性

ここでは定点観測的に「ペガサス 38」の消耗具合をアップデートしていく。まずはとりあえずデビューラン直後の状態から。早速、ナイキ リアクト フォームに小さなシワが入った。

評価

ここからは実際に「ペガサス 38」を履いた感想をまとめていく。

ホールド感が強い

分厚くなったタン、クッション多めのアンクルパッド、そして改良されたシューレースが組み合わさり、シューズのホールド感は強め。上下左右から心地よい圧力を感じる。

シューレースは秀逸

ペガサス 38」の最も優れているポイントはシューレース周りだと思う。通常だと上の部分だけキツく締めても自然と緩んでくるが、「ペガサス 38」はそれぞれのパーツがあたかも独立しているかのように、締め具合に緩急を付けやすい。例えば上と下をキツく、真ん中だけユルく締めるという細かな調整も可能。

つま先は広め

前作との違いは、つま先部分がゆとりある設計になっていること。僕の足は幅広なので、つま先周りのスペースに余裕があるのは有難い。一方で踏み込んだ時にフォアフットが「ぺシャッ」となるので、フォアフット走法には向いていない。

マイナー・ダウングレード?

36→37ではメジャー・アップデートと呼ぶにふさわしい進化だった。同じような進化を期待していたためか、37→38では目立った進化は感じられず、タンやアッパーメッシュが旧仕様に戻ったため、マイナー・ダウングレードに感じられた。

なので「ペガサス 37」を持っている人には「ペガサス 38」はおすすめしない。しかし完成度の高い万能ランニングシューズであることには変わりないので、「ペガサス 36」以前を履いている人、あるいは初めてペガサスシリーズを手にするに人には自信を持っておすすめできる1足だ。

ペガサス 38」は、ナイキの取扱店舗や公式オンラインストア、その他ネット通販サイトで販売している。

エア ズーム ペガサス 38