当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入しています。
【東北・みやぎ復興マラソン2024】ラスト8kmでピンチ!フル2:57:48
2024年11月3日に宮城県で開催された「東北・みやぎ復興マラソン」のレポートです。コースでは東日本大震災からの復興のシンボルを目にします。ラスト8kmは向かい風に悩まされましたが、復興のモニュメントと沿道の熱い声援に勇気をもらい、サブ3で完走できました。
東北・みやぎ復興マラソン2024を2時間57分48秒NTで完走しました。17kmでサブ3集団追い抜き34kmまで快走。ラスト8kmは向かい風との闘い。宮城県の皆様、有難うございました!
— tomo. @ともらん (@tomorunblog) November 3, 2024
👟Asics Metaspeed Sky Paris
🧦Nishi VV Racing Socks
🩲TNF Enduris Trail Shorts
🍼Aminosaurus Gel pic.twitter.com/3IlGbgeBeR
東北・みやぎ復興マラソンとは?
東北・みやぎ復興マラソンは東北最大級のマラソン大会。東日本大震災の被災地の復興に寄与することを目的に始まり、毎年11月に宮城県で開催されます。
初開催は2017年ですが、2019年は台風で中止、2020年〜2022年はコロナ禍で中止・オンライン開催となり、今回参加した2024年大会は第4回目の開催でした。種目はフルマラソンがメインですが、2kmキッズラン・2km親子ランもありました。
フルマラソンのコースの7割は津波の浸水域で、宮城県の仙台市、名取市、岩沼市にまたがります。以下は大会パンフレットのコースマップ。
コースの特徴は次のとおり。
- スタートは仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台前
- フィニッシュは名取市文化会館前
- 10km付近まで15m程度の高低差あり
- 12km以降は概ねフラット
- 日本陸上競技連盟公認コース
マラソンの遠征日程
ちょうど11月の三連休の中日に開催されるため、2泊3日の日程で宮城県に滞在しました。
- 2024年11月2日(土):大宮から仙台へ移動、その後松島〜塩釜で旅ラン
- 2024年11月3日(日):レース当日。完走後、家族と仙台駅で合流して秋保温泉へ
- 2024年11月4日(祝):仙台から大宮へ移動
レース前日は午前中に仙台へ向かい、松島〜塩釜区間を旅ランしてきました。
宮城県の松島→塩釜の旅ラン14km。あいにくの雨でしたが、渡月橋、馬の背、鹽竈神社に寄り道してきました。今日は仙台に泊まり、明日は東北・みやぎ復興マラソンを走ります pic.twitter.com/DewNk1nLFQ
— tomo. @ともらん (@tomorunblog) November 2, 2024
レースの後は仙台駅で家族と合流し、バスで仙台近郊の秋保(あきう)温泉へ。紅葉を楽しみながらマラソンの疲れを温泉で癒します。
スタートラインへ
レース前日は塩釜から戻るとホテルの部屋でのんびり過ごしました。夕食は出かけるのが面倒なので部屋食です。
こちらが夕食。仙台駅の地下街「エスパル」で買った牛タン弁当とセブンのお惣菜など。牛タン弁当のご飯が意外と多くて、ピラフをほとんど残しました。
こちらが翌朝の朝食。食べ残しのピラフとモルテンドリンクのみ。
8時にホテルを出発。荷物をフロントに預け、着替えなどを荷物預け入れ袋に入れて持ち運びます。
スタート会場のある「弘進ゴム アスリートパーク仙台」はJR仙石線・宮城野原駅が最寄駅ですが、仙台駅から歩いて30分ほど。今回はウォームアップを兼ねて走って向かいました。
8時20分頃会場に到着して、荷物袋を預けました。荷物はフィニッシュ会場まで輸送してもらえます。
その後、30分ほどトイレに並び、スタートライン整列の締切5分前にAブロックに滑り込みました。スタートブロックは非常に密集していて、ストレッチ運動ができませんでした。
レース攻略
ここから実際にレースの様子を紹介します。今回は記録を狙うレースではありませんが、サブ3(3時間切り)を目指します。
スタート〜5km 21分44秒
スタートブロックが密集していたのと、スタート直後の道路が狭いため、しばらく渋滞が続きます。2km地点を過ぎると自分のペースで走れるようになりました。
Aブロックにはサブ3ペーサーがいますが、ずいぶん離されたのか視界に全く入ってきません。まあでも無理に追うと無駄に体力を使うので、最初の5kmはペースを抑え気味で進んでいきます。
5km〜10km 20分53秒
この区間は陸橋を渡る時に高低差は10〜15mのアップダウンが2回あります。ペースダウンすれば難なくクリアできました。ギリギリサブ3ペースなので、ペーサー集団にはまだ追いつけません。
10km〜15km 20分53秒
仙台東部道路を越え、七北田川沿いを太平洋に向かって走ります。途中、東日本大震災の犠牲となられた方々を追悼・鎮魂する「なかの伝承の丘」で折り返し、高砂橋を渡って七北田川の対岸へ。14kmあたりでサブ3集団に追いつきました。
15km〜20km 20分32秒
この区間は太平洋沿いの「東部復興道路」を走ります。高さ6m程かさあげした道路で、開放感があり、周囲の景色が見渡せます。東北・みやぎ復興マラソンのコースで、個人的に一番好きなところです。
17kmまでサブ3集団の後ろについていましたが、ここで追い抜くことにします。過去の経験から、サブ3を狙うならペーサーに「引っ張ってもらう」のではなく「押してもらう」方が上手くいくことが多いです。その後、4:05〜4:10/kmペースをコンスタントに刻んでいきます。
20km〜25km 20分30秒
ハーフの中間地点を1時間29分4秒で通過。正直、そんなに貯金はありません。でも焦らず4:05〜4:10/kmペースで巡航。わずかな差ですが、最速区間でした。
25km〜30km 20分42秒
閖上大橋を渡り仙台市から名取市へ入ります。26kmあたりから少し疲れが出てきて4:10/kmペースで巡航。
30km〜35km 21分00秒
仙台空港の隣、岩沼市の千年希望の丘まで行って折り返す区間。折り返した後、34km以降は向かい風になり、ペースダウンを余儀なくされました。果たしてこのままサブ3でフィニッシュできるのか、不安になりました。
今日はエイドステーションでしっかり吸水しているのに喉が異様に渇きます。常に風にさらされているので、水分を持っていかれているのでしょうか。こんなにもエイドステーションを待ち遠しく感じるのは初めて。
35km〜40km 21分43秒
名取駅のある西へ向かって一直線。途中、仙台空港アクセス線と並走します。38kmあたりから手が痺れてきました。これは脱水症状のシグナル?と同時に左右のふくらはぎがピクピクし始め、足攣りの一歩前状態に…。
ここで攣ったらサブ3が危うくなります。幸い、ここまでに2分ほどの貯金があるので、4:20〜4:25/kmまでペースダウンしました。
40km〜フィニッシュ 9分51秒
最も苦しく感じた区間でした。ペースを落としたものの、何度かビクッと足を攣りそうでした。最後まで慎重に走りました。
レースの振り返り
東北・みやぎ復興マラソン2024の完走タイムは、ネットで2時間57分48秒、グロスで2時間58分20秒でした。目標のサブ3達成です。
良かった点
最初の5kmでサブ3集団を無理に追わなかったのが功を奏しました。そして15km以降、エンジンがフル稼働した状態でサブ3集団を追い抜き、攻めの走りができたのも良かった。そこで貯金を作れたので、34km以降の向かい風や足攣りとも冷静に向き合うことができました。
反省点
レース後半は水分補給が足りていませんでした。エイドステーションでは欠かさずに補給していましたが、今日みたいに風が強い日はたっぷり飲んでおくべきでした。ラスト4kmは手が痺れていたので脱水症状になっていてもおかしくない状態…。
ゴールの後で
ゴール会場は名取市文化会館前でした。名取駅まで徒歩15分。
フィニッシュした後は完走メダルやタオルなどをもらい、スタート会場で預けた荷物を受け取りました。
本日の戦利品はこちら。協賛企業のグッズらしきものがたくさん。結構豪華ですよね。
その後、名取駅まで歩き、電車で仙台駅へ向かいました。仙台駅では家族と合流して、秋保温泉へ。マラソンの疲れを温泉で癒しました。
ランニングアイテム紹介
最後に、今回のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。参考までにページの下の方にレビュー記事も載せておきます。
シューズは、Asicsの「メタスピードスカイパリ」を着用。「エッジパリ」も所有していますが、自分には「エッジパリ」の方が向いているかな。2代目モデルも「エッジプラス」がベストシューズでした。
ソックスは、新しく買ったNishiの陸上競技用のレーシングソックス。後日レビューします。
パンツは、The North Faceの「Enduris Trail Shots」。ウエスト周りのポケット収納が充実しており、ウエストポーチなしでスマホとジェル3袋を持ち運びました。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
楽天スーパーセール開催中!割引対象のランニングアイテムを探す
YouTube再開しました!
関連記事
こちらの記事もおすすめです。