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【犬山ハーフマラソン2024レポート】久々の雨レース…ハーフ1:26:41

【犬山ハーフマラソン2024レポート】久々の雨レース…ハーフ1:26:41

この記事では2024年2月25日に参加した「犬山ハーフマラソン2024」の様子を振り返ります。ハーフマラソンの部は、20kmまでは平坦&平凡なコースが続きますが、ラスト1kmは坂あり城ありで非常にドラマチックでした。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

犬山ハーフマラソンとは?

犬山ハーフマラソンは毎年2月に愛知県犬山市で行われるマラソン大会。2024年大会で第43回目の開催となります。種目はハーフマラソンと10kmの部があり、いずれも国宝・犬山城を望む日本陸連公認コースを走ります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

会場は内田防災公園

スタート・ゴール会場は内田防災公園に設置されます。最寄駅となる名鉄犬山線・犬山駅と犬山遊園駅から徒歩15分ほど、国宝・犬山城から徒歩10分ほどでアクセスできます。

コースは日本陸連公認

ハーフマラソンの部では、内田防災公園から6kmほど南下して山の田公園で折り返します。犬山駅まで戻ると、西へ向かい木曽川沿いを往復。最後は犬山城のお膝元を駆け抜けて内田防災公園でフィニッシュします。以下は大会パンフレットのコースマップ。10kmの部は、ハーフマラソンのコースのラスト10kmを走ります。ハーフも10kmも日本陸連公認コースです。

なお、従来のコースでは犬山城の城下トンネルを通過しますが、2024年大会はトンネル工事で通行できないため、犬山城第1駐車場〜犬山城前広場ルートに変更されています。

遠征日程

2024年大会は三連休最終日の2月25日(日)に開催されました。2月23日(金)は天皇誕生日で祝日のため、今回は2泊3日の日程で愛知県犬山市へ遠征しました。日程は次のとおり。

  • 2024年2月23日(金・祝)自宅→犬山、犬山市内を旅ラン
  • 2024年2月23日(土)博物館明治村を旅ラン
  • 2024年2月23日(日)レース出走、犬山→犬山

初日は午前中に新幹線で東京から名古屋まで移動し、名鉄に乗り換えて犬山へ向かいました。所要時間は約4時間。ホテルで荷物を預けて昼食をとり、3時間ほどかけて犬山市内を走ってきました。

市内だけで走り終える予定でしたが、途中から欲を出して山道に入り、鳩吹山を越えて岐阜県可児市まで走りました。走行距離は18.7kmで獲得標高は743m。レース2日前にちょっと走りすぎましたね…。

2日目は犬山駅からバスで20分ほど移動して「博物館明治村」を観光してきました。日本全国の明治時代の建造物を移築し、一般公開している珍しい博物館です。東京ドーム21個分の広大な敷地を巡るには1日では足りませんが、ランニングなら5kmほどでひと通り回れます。

そしてレース当日はあいにくの雨。本降りではなく、小雨だったのがせめてもの救いでした。レースの後はサクッと昼食をとり、夕方までに自宅に戻りました。

スタートラインへ

ここからはレース当日の様子を振り返ります。結構タイトなスケジュールでした。

  • 07:15 起床
  • 07:30 朝食
  • 08:15 支度・ストレッチなど
  • 09:00 ホテルを出発
  • 09:20 会場に到着
  • 09:35 スタートライン整列
  • 09:53 スタート
  • 11:20 フィニッシュ
  • 11:30 ホテルに戻る・シャワー
  • 12:00 チェックアウト後、近くのレストランで昼食
  • 13:00 犬山を出発
  • 16:00 帰宅

今回宿泊したホテルは、犬山城のすぐ近くにある「ホテルインディゴ犬山有楽苑」。いわゆるハイクラスなホテルで宿泊費もお高いのですが、スタート・ゴール会場の内田防災公園まで徒歩5分という立地の良さに惹かれて予約しました。

朝起きると、天気は予報どおりの雨。本命レースなら濡れるのを覚悟して半袖シャツで挑むのですが、今日は記録を狙わらずに走るため、薄手のレンジャケットを羽織るべきか否か…。ずっと悩みなが支度したり、ストレッチしたりであっという間に時間が過ぎ去りました。

会場までは、少し遠回りしてウォームアップジョグをしながら向かいました。内田防災公園はそんなに大きな公園ではなく、出走者でほぼ埋め尽くされていました。会場では荷物を預けられますが、今回はホテルに置いてきたので利用せず。

スタートは混雑を避けるために、スタート時間をずらすウエーブスタート制でした。自分はハーフマラソンの部の陸連登録者でしたので、9時53分からのスタート。一般の部は予想タイムによって「豪傑」「猛者」「つわもの」「初陣」の4部門に分かれます。ネーミングセンスが素晴らしいですね。

  • 09:45 10km(登録・一般)
  • 09:53 ハーフ(登録・豪傑)
  • 09:56 ハーフ(猛者)
  • 10:01 ハーフ(つわもの)
  • 10:05 ハーフ(初陣)

9時30分頃に整列を促すアナウンスがあり、スタートラインに移動しました。

レース攻略

今回は「さいたまマラソン2024」の2週間後ということもあり、記録は狙わずに気楽に走ります。目標タイムは1時間30分以内。設定ペースは4:05〜4:10/kmとしました。

スタート〜5km(20:26)

最初の5kmは内田防災公園から旧国道41号〜犬山公園小牧線を南下します。一般道と言え片側一車線の細い道路なので、スタート直後は渋滞します。1km地点を過ぎるとようやくバラけてきて自然体で走れるようになりました。

ペースは設定どおり4:05〜4:10/kmをキープ。呼吸は苦しくありませんが、脚は重たく感じます。2日前の旅ランの疲れというより、まだ「さいたまマラソン」の疲れが抜け切れてないのだと思います。最初の5kmは20分26秒で最速ラップでした。

5km〜10km(20:31)

走り始めてから「犬山らしい」景色はひとつもありません。日本全国のどこにでもあるような街並みをひたすら走り続けます。

途中、山の田公園周辺ででぐるりと1周して折り返します。7kmあたりから呼吸が苦しくなり始めました。一度止んだと思った雨もまた降り始めました。

10km〜15km(20:34)

10km地点を過ぎると2度目の給水所があります。サッとコップを取り、水を飲んだら生き返りました。もしかしたら脱水気味?だったのかもしれません。最近はレース前にトイレに行かずに済むように、朝起きてから水分の摂取を極力控えています。でもやり過ぎは良くないですね。

12kmあたりで犬山駅前の交差点まで戻ってきました。交差点で左折して浅井犬山線に入り、ひたすら西を目指します。

13kmあたりで進行方向右手に木曽川が見えてきました。雨の影響なのか、茶色く濁っています。10〜15kmが最も苦しく感じましたが、なんとかランナーの集団にくらいついてペースを維持しました。

15km〜20km(20:33)

16kmの距離表示とその先の「あと5km」の看板が見える気持ちが楽になりました。そしてすぐに折り返して再び犬山駅方面を目指します。

復路の18kmあたりで進行方向左手に犬山城の天守閣がチラッと見えました。写真だと小さくて分かりづらいですが。そして19kmあたりで木津用水沿いの細道に入り犬山城を目指します。

20km〜ゴール(4:37)

スタートから20kmまでは平坦かつ平凡なコースを走ってきましたが、ラスト1kmは坂あり、城ありで非常にドラマチックでした。最後の1kmのために20km走ってきた、といっても過言ではないでしょう。ちなみにラスト1kmは従来のコースとは異なり、2024年大会限定のコースです。2025年以降はどうなるか分かりません。

「あと1km」の黄色い看板と共に立ちはだかる激坂。すでに脚を使い切っていたので、かなりのダメージを喰らいました。

坂を上り切ると犬山城第1駐車場を抜けて、犬山城前広場に出ます。ここで犬山城が登場。ようやく「犬山らしい」景色に出会えました。

その後、急な坂を下り、国宝茶室のある「有楽苑」の横を通り過ぎて内田防災公園を目指します。

そしてこちらがフィニッシュラインです。

結果

完走タイムは、ネットで1時間26分41秒、グロスで1時間26分50秒でした。1時間30分切りが目標でしたので悪くない結果です。「さいたまマラソン」からの疲労が抜け切れていないことを考えると、もう少しペースを落としても良かったかもしれません。

ゴールの後で

今回、参加者には300円分の食事券が配布されていたので、時間に余裕があれば会場でのんびりしたかったのですが…。ゴールしてから40分でホテルに戻り、シャワーを浴びてチェックアウトとしないといけません。

本当は11時チェックアウトでしたが、ホテルの方のご厚意で12時まで無料で延長してもらいました。おかげで雨で濡れた身体をシャワーで温めてから帰路につくことができました。

こちらは本日の戦利品。ミネラルウォーター(500ml)と完走タオルです。

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。

ゴアテックス シェイクドライ&キャップ

防水素材で有名なGORE-TEXのシェイクドライ(SHAKEDRY)はその名の通り、サッと揺らす(shake)だけで乾く(dry)超軽量防水ジャケット。これまで旅ランで使っていましたが、レースで使うのは初めて。4:05〜4:10/kmペースでも身体の動きを妨げることなく、雨風を防ぎながら快適に走れました。

ランニングキャップもGORE-TEXの防水仕様。The North Faceの「ゴアテックスキャップ」を使用しました。

マルチポケットパンツ

Mizunoの超人気ランニングパンツ。ウエスト周りに360°配置されたメッシュポケットはウエストポーチ以上の収納力があります。スマホ、ジェル3袋、途中で脱いだアームウォーマーが全て収納できました。

New Heights.「レーシングボクサーショーツ」

アンダーウェアは、滋賀県発のブランドNew Heights.(ニューハイツ)のレース仕様の下着を着用。股ずれせず、快適な走りをサポートしてくれます。

アミノサウルスジェル

今回もエナジージェルは「アミノサウルスジェル」を使用しました。5km地点の給水所でカフェイン入りを1袋だけ。ハーフで記録を狙うレースだと2袋飲みますが、今日はペース走として走ったので1袋で十分でした。

クロステーピングソックス

ウエーブリベリオンプロ2の相棒となるランニングソックスは、Ergostar(エルゴスター)の「クロステーピングソックス」を選びました。奈良県に本社を置き、大手靴下メーカーのOEMで技術を培った株式会社キタイが製造しています。X状に配置された「クロステーピング」により、足のアーチがしっかりと意識できるだけでなく、足裏に配置された滑り止めのグリップ性能が絶妙な1足です。

ウエーブリベリオンフラッシュ2

そして肝心のレースシューズは、Mizunoの「ウエーブリベリオンフラッシュ2」を投入しました。初代「ウエーブリベリオンフラッシュ」からメジャーアップデートし、クッション性能が高く、推進力もあり、アッパーのフィット感も最高な1足です。アウトソールのグリップ性能も素晴らしく、雨レースでもスリップせず走り切れました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。