【京都府・保津峡ランニングコース案内】嵐山からトロッコ列車を並走する9km
京都府の景勝地「保津峡(ほづきょう)」でランニングしてみたい…という方のために、嵐山から保津峡へ向かうコースを分かりやすく解説。私が2024年12月に走った時の様子も紹介します。トロッコ列車や川下りも良いですが、走るのも楽しいですよ。特に紅葉シーズンがおすすめです。
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京都亀岡ハーフマラソンの前日は、京都市左京区の「保津峡」で紅葉狩り。観光するならトロッコ列車や遊船川下りがメジャーですが、自分は嵐山から保津峡駅まで渓谷沿いの山道を走りました。走行距離8.9km/獲得標高386m pic.twitter.com/hKjOmq5hg7
— tomo. @ともらん (@tomorunblog) December 7, 2024
ランニングコースの概要
今回走ったランニングコースは次のとおり。
- JR嵯峨嵐山駅からスタート
- 嵐山・渡月橋を散策
- 標高296mの小倉山を越えて保津峡へ
- JR保津峡駅でフィニッシュ
保津峡(ほづきょう)は、京都府京都市と亀岡市の間にある保津川の渓谷。景勝地として知られ、川下りや観光トロッコ列車で景色が楽しめます。また紅葉のシーズンは渓谷一帯が真っ赤に染まり、観光客で賑わいます。
今回は「京都亀岡ハーフマラソン2024」に参加するため、前日に現地入りして、紅葉が見頃を迎えた保津峡を走ってきました。ただし京都市から亀岡市まで走ると20km以上あるので、JR嵯峨嵐山駅からJR保津峡駅までにしておきました。走行距離は約9km、獲得標高は約400m。途中で標高296mの小倉山を越えるため、結構ガチなトレランになりました。実は「京都一周トレイル」の区間でもあるんです。
嵐山・渡月橋
早速、JR嵯峨嵐山駅から走り始めます。ちょっと遠回りですが、京都の人気観光スポット「渡月橋」に寄り道してきました。嵯峨嵐山駅から走ること5分。紅葉シーズンということで、観光客で歩道が埋め尽くされていました。
渡月橋は、嵯峨野と嵐山を隔てて流れる桂川に架かる橋。20年ぶりぐらいに来ましたが、対岸の嵐山の紅葉が美しいですね。
桂川の上流に向かうと、保津峡に繋がります。途中までは川沿いに遊歩道が整備されていました。
こちらは嵐山公園の高台(展望台)からの景色。この先は遊歩道が途絶えてしまい、保津峡方面に向かうには、険しい山道を走るか、京都府道50号を上るかの選択を迫られます。
小倉山
一般道を走るのは味気ないので、山道を行くことにします。
嵐山公園の西端に小倉山の登山口がありました。イラストマップによると、登山口から山頂までの水平距離は2kmほど。
途中、獣侵入防止用の扉がありました。こういうのを見ると、入るのを躊躇しちゃいますよね。
人が1人ギリギリ通れるぐらいの細い道を進んでいきます。こちらの分岐点は標識がなく、どちらに進むべきか迷いました。左へ進んだら1kmほど走って行き止まり。
再び分岐点まで戻り、右へ進むと小倉山の山頂にたどり着きました。
山頂を越えると、舗装された道に出ました。Googleマップには載っていませんが、紅葉のトンネルと落ち葉の絨毯が美しい所でした。
落合橋
途中で「嵐山高雄パークウェイ」に合流します。ただしこちらは自動車専用道路なので歩行は禁止されています。
代わりに、自動車専用道路の脇道を進んでいきます。これが結構ガチなトレイルでして、ロープを片手に持って急斜面を降りていきます。すぐ隣は保津峡の崖の下。ヒヤヒヤしながら慎重に走りました。
実はここ、京都一周トレイルのコースの一部でした。ちょうど「六丁峠」の辺りですね。
途中、路肩に車を停めてカメラを構えている方を見かけました。話を聞いてみると、この辺りはトロッコ列車の撮影スポットとのこと。西日で眩しかったのですが、向かって川の左側に、これから向かうトロッコ保津峡駅が見えました。
ヘアピンカーブの坂を下り切ると落合橋に差し掛かります。赤い美しい橋の先にトンネルがありました。後で知ったのですが、ここは昔から水難事故や自殺の多発する、地元では有名な心霊スポットなんだそうです…。
保津峡駅
落合橋のトンネルを抜けると、しばらく川沿いを走ります。
これまでずっと山の中を走ってきましたが、ここまで川に近づくのは初めて。途中、亀岡方面から来る川下りの船が見えました。
トロッコ保津峡駅に到着。吊り橋を渡って川の両岸を行き来できます。ここからトロッコ列車で嵐山まで戻ることも可能ですが、本数が少なく、次の電車まで1時間あるので、この先のJR保津峡を目指します。
こちらは吊り橋から見た保津峡の景色。いい感じに色づいていますね。
そして無事にJR保津峡駅に到着。無人駅ですが、交通系IC対応の改札口やトイレがあります。ただしコインロッカーはありません。
保津峡駅は橋の上にホームがある珍しい駅です。駅で一旦降りて、改札を出ずにホームから保津峡を観光することも可能です。
というわけで、今回は京都の嵐山から保津峡まで、約9kmの道のりを走りました。途中、小倉山を越えて、獲得標高が約400mもありました。レース前日にちょっと無理し過ぎたと反省しています。