Strava有料版のメリットと、私が解約した理由
Strava(ストラバ)は、無料版でもランニングウォッチと連携したり、SNS機能が使えます。有料版のサブスクリプションに登録すると、ランニングのデータ分析機能が使えます。しかし似たような機能が、Coros(カロス)の専用アプリで無料で使えるので、ランニングウォッチをCorosに乗り替えたタイミングでStravaのサブスクリプションを解約しました。
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目次と内容
- Stravaは、アスリートのためのSNS
- 無料版と有料版の主な違いは「データ分析」
- 無料版で出来ること
- 有料版で出来ること
- サブスクリプションの種類と料金
- 30日間の無料トライアルで試せる
- 私がサブスクリプションを10年続けた理由
- 私がサブスクリプションを解約した理由
Stravaは、アスリートのためのSNS
Strava(ストラバ)は全世界で約1億人が利用する、アスリートに特化した世界最大のSNS(ソーシャルネットワークサービス)。ユーザはランニングやサイクリングなどのアクティビティを記録したり、気になるアスリートをフォローしたり、セグメントと呼ばれるコースでタイムを競い合ったりすることができます。
Stravaは2007年にアメリカで誕生し、創業者のひとりのMichael Horvathがスウェーデン人であることから、スウェーデン語で「一生懸命に取り組む」を意味する「strava」と命名されたそうです。
無料版と有料版の主な違いは「データ分析」
Stravaは、Webサイトとモバイルアプリで利用でき、無料版はアクティビティの記録やスマートウォッチとの連携、SNS機能などに対応しています。有料版のサブスクリプションに登録すると、以下の機能が使えるようになります。
- アクティビティの詳細データ
- 心拍数とパワーデータの分析
- トレーニングログ
- エフォートの比較
- ルート作成
- セグメント分析
- Beacon(スマートウォッチに対応)
- 目標設定
- パーソナルヒートマップ
- パートナー企業特典
後ほど詳しく紹介しますが、サブスクリプションはトレーニングの目標設定やセータ分析などの機能が充実しており、ランニング初心者には宝の持ち腐れとなってしまいますが、ガチランナーならメリットを感じられるかもしれません。
無料版で出来ること
Stravaの無料版では、アクティビティの記録やスマートウォッチとの連携、SNS機能を使うことができます。ほとんどのランナーは無料版で十分だと思います。
モバイルアプリで記録する
StravaのモバイルアプリにはスマホのGPSを使ってアクティビティを記録できます。アクティビティのタイプはランニングやトレイルランニング、ライドやウォーキングなどから選べます。記録中は距離やペース、ルートマップなどが記録でき、自動停止やラップ表示、音声ガイダンスなどの機能も充実しています。
スマートウォッチで記録してStravaに転送する
Stravaは次のスマートウォッチで記録したアクティビティを読み込むこともできます。
- Garmin
- Apple Watch
- Coros
- fitbit
- Polar
- Sunnto
例えばGarminウォッチで記録したアクティビティを読み込みたいなら、StravaのアカウントとGarminのアカウントを連携させます。するとGarminウォッチでアクティビティを保存して間もなくStravaでアクティビティが確認できます。モバイルアプリ取得できない心拍数などのデータはGarminウォッチ経由なら取り込むことができます。
アクティビティを編集する
アクティビティは編集が可能です。公開設定を変更したり、写真をアップロードしたり、使用したギア(シューズ)を選択したり、メモを記入したりすることができます。
他のユーザとつながる
Stravaに保存したアクティビティは自分のアカウントのタイムラインに表示されます。気になるアスリートをフォローすると、フォローした人のアクティビティもタイムラインに表示されます。逆に自分がフォローされるとフォローした人のタイムラインに自分のアクティビティが表示されます。
他のSNSと同様にアクティビティに「いいね」したり、コメントを送ったりすることもできます。
Beacon(ビーコン)で自分の場所を知らせる
モバイルアプリでアクティビティを記録する際に、家族や友人にリアルタイムで自分の位置情報を共有できます。海外だとランニングやサイクリング中に襲われたりするリスクが高いので、結構使っている人は多いようです。
有料版で出来ること
有料版のサブスクリプションに登録すると次の機能が使えます。
アクティビティの詳細データ
ペース分析やペース分布など、運動生理学に基づいたマラソントレーニングに必要なデータが確認できます。
心拍数とパワーデータの分析
心拍数を記録したアクティビティの心拍数分析が確認できます。
トレーニングログ
無料版ではアクティビティがタイムライン形式で表示されますが、有料版は週毎、月毎に練習内容が俯瞰できます。過去のトレーニングからパターンを確認するのに便利です。
エフォートの比較
アクティビティにかかった負荷を「エフォート」というStrava独自のロジックで数値化してくれる機能です。負荷をかけ過ぎていないのチェックに役立ちます。
ルート作成
地図を使って自分だけのルートが作れる機能です。距離や獲得標高などが計算できる他、ルートを保存してモバイルアプリに表示することもできます。
セグメント分析
同一セグメントにおいて、自分の過去のタイムや、他のアスリートのタイムと比較できます。
Beacon(スマートウォッチに対応)
無料版ではモバイルアプリでBeaconが使えますが、有料版は連携したGarminまたはApple Watchでもリアルタイム位置情報共有サービスが利用できます。
目標設定
走る頻度や距離など、目標を設定できる機能です。目標に対する進捗を確認することで走るモチベーションにつながります。
パーソナルヒートマップ
過去に走ったルートが地図上でヒートマップとして確認できます。
パートナー企業特典
主にアメリカのサービスの割引特典が受けられますが、日本ではあまり役に立たそう。特典は以下のとおりです。
- Sundays Insurance:タクシー代$50の補償など
- Competitive Cyclist:$100注文で$20オフ
- Runcoach:$99のゴールドメンバーシップで50%オフ
- McMillan:毎月のパーソナルコーチングが$100オフ
サブスクリプションの種類と料金
有料版のサブスクリプションの料金は次のとおり。年額プランの方が月額プランに比べて、1年間で5,280円お得です。
- 個人プラン(1ヶ月更新):1,090円
- 個人プラン(1年更新):7,800円(650円/月)
- 家族プラン(1年更新):13,000円
- +Runnaプラン(1年更新):15,999円
家族プランは同居の家族と4人までシェアすることができます。+Runnaプランは、2025年にStravaが買収したRunna(ランナ)アプリのサブスクリプションがバンドルされています。Runna単体は1年更新で11,900円です。
30日間の無料トライアルで試せる
初めてStravaのサブスクリプションを利用する人は、30日間の無料体験ができます。登録時にはクレジットカードが必要。これはサブスクあるあるですが、登録したまま30日間が過ぎると有料版に自動更新されてしまいます。中には、無料体験に登録したことに気づかずに、クレジットカードの明細を見て驚く方もいるようです。
私がサブスクリプションを10年続けた理由
私がStravaのサブスクリプションに登録したのは、まだ日本に本格的に上陸する前の2015年11月。当時は数あるランニングアプリの中で、Stravaはユーザーインターフェース(UI)が圧倒的に素晴らしくて、ランニングのアクティビティはすべてStrava管理していました。また非公式ながらも、有料会員向けのトレーニングプランなんかも使えたんですよね。
Stravaのサブスクが2023/10/26から値上げ
— ともらん! (@tomorunblog) September 26, 2023
・月払い 800円→1,090円
・年払い 6,300円→7,800円
なくても困らないけどあると便利、でも特典は使いこなせてない…そんな感じで有料会員8年目になります pic.twitter.com/hxVSuoUQ6T
私がサブスクリプションを解約した理由
2025年にランニングウォッチをGarminからCorosに乗り換えました。Corosは、エリウド・キプチョゲ選手やヤコブ・インゲブリクトセン選手、大迫傑選手など、世界のトップアスリートが愛用するランニングウォッチのブランド。
世界最軽量クラスの端末と、シンプルで使いやすいユーザーインターフェースに定評があります。実は、Stravaのサブスクリプションで使えるデータ分析の機能の大半が、Corosのアプリで無料で使えてしまいます。Corosで記録したデータをStravaに転送することはできますが、お金を払ってまでサブスクリプションを維持する意味がなくなりました。
というわけで、約10年間続けたStravaのサブスクリプションを解約するに至りました。
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