谷川岳ロープウェイ:天神・田尻尾根
群馬の名峰、谷川岳。今回はロープウェイとリフトで標高1502mの天神峠駅まで登り、天神尾根〜田尻尾根コースの登山道を走って下るコースを紹介します。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
谷川岳を望みながら天神尾根→田尻尾根を走ってきました。家族はロープウェイ優雅に下山 pic.twitter.com/h951ouIcXP
— とも|マラソンブロガー (@tomorunblog) July 30, 2022
目次と内容
谷川岳ロープウェイとは?
谷川岳(たにがわだけ)は、群馬県と新潟県の境にある標高1977mの山です。
日本百名山のひとつに数えられる名峰ですが、ロープウェイとリフトを使えば標高1502mの「天神峠駅」まで一気に到達できるため、初心者でも山頂へアクセスしやすいのが特徴です。
今回は家族を連れて天神峠駅まで登ってきました。
谷川岳ベースプラザ
谷川岳登山の拠点となるのが「谷川岳ベースプラザ」。バス停や大型駐車場、食堂やトイレなどがあります。
谷川岳ロープウェイ
ベースプラザのすぐ横には谷川岳ロープウェイの土合口駅(標高746m)があります。ここからロープウェイに乗ると10分ほどで天神平駅(標高1319m)に到着。
天神平駅
天神平駅には、食堂「ビューテラスてんじん」が併設されており、大きな窓から谷川連峰を望みながら食事が楽しめます。メニューは、うどん、そば、ラーメン、カツカレーなど。地元の名水で作ったコーヒーゼリーがとても美味しかったです。
こちらは天神平駅の登山道入口。ここから天神尾根コースに入り谷川岳山頂や田尻尾根へアクセスできますが、今回はリフトに乗ってさらに上の天神峠駅を目指しました。
リフト
天神平駅のから2人乗りリフトに乗ると、10分ほどで天神峠駅(1502m)に到着します。
天神峠駅
天神峠駅からは谷川岳山頂が一望できます。これより先は徒歩でしか行けません。山頂までの所要時間は2時間ほど。ロープウェイとリフトの移動も含めると、山嶺の土合駅から山頂までは約5時間で往復できます。
アクセス
谷川岳ベースプラザは、群馬県利根郡みなかみ町にあります。群馬県だけど、ほぼ新潟県。
最寄駅は上越新幹線・上毛高原駅とJR上越線・水上駅。いずれの駅からも「谷川岳ロープウェイ」行きバスが運行しています。東京駅から上毛高原駅までの所要時間は65〜75分なので、新幹線を使えば首都圏から意外とアクセスしやすいです。
車だと関越自動車道・水上ICを降りて20分ほど。谷川岳ベースプラザの駐車場は有料(1日500円)でした。
コース
今回は家族を連れて天神峠駅まで登りました。妻と娘たちは登山の装備ではなかったため、Uターンしてベースプラザまで戻りました。
自分ひとりだけ、天神尾根〜田尻尾根を走ってベースプラザを目指すことにしました。
天神尾根
天神峠駅には13時頃に到着しましたが、登山客の姿はありません。早朝から歩き始め、帰りは天神平駅まで歩いて下る人が多いそうです。ほぼ誰もいない天神尾根コースの登山道を進んでいきます。
1kmも走らないうちに分岐点に出ました。片方は山頂へ向かうルート(3.3km)、もう片方は天神平駅に戻るルート(0.6km)です。
ルートマップで見るとこんな感じ。
この近くに山嶺につながる田尻尾根ルートの入口があるはずなのだが、看板が見当たりません。
とりあえず山頂方面を目指して走ってみることに。しかし500mほど走ってもまだ田尻尾根の看板がありません。しばらくすると山頂方面から下山する登山客が押し寄せてきたので、先ほどの分岐点まで引き返すことにしました。
分岐点に戻り、今度は天神平駅に向かって坂道を降っていきます。
このまま天神平駅に出てしまうと、走って降りられなくなります……。そんな不安を感じた矢先に、田尻尾根コースの看板を発見!
田尻尾根
ここから左に外れて3.6km下っていくとベースキャンプにたどり着けます。先ほどの分岐点でも案内して欲しかったですね。
田尻尾根コースでは誰一人ともすれ違いません。坂道の傾斜はキツく、1km走るだけで標高差300m以上を降下します。走っては歩くの繰り返し。
しばらくすると山道の入口まで来ました。麓から向かうとスルーしてしまうからか、赤い目印がありました。
ここからはロープウェイと並んで砂利道を下っていきます。
しばらくすると、ロープウェイの土合駅とベースプラザの建物が見えてきました。
その後、ベースプラザで家族と合流することができました。
おまけ
以上、谷川岳登山の様子を紹介しました。今回は谷川岳ベースプラザからロープウェイとリフトを乗り継いで天神峠まで行き、天神尾根〜田尻尾根コースの登山道を走って降りました。
午前中は山頂方面、午後は天神平方面に登山客が殺到するため、それに逆行して走るのは避けた方が良いです。今回のように、午後の早い時間帯に田尻尾根コースに入ってしまえば、登山客と遭遇することなく自由気ままに走れます。
ただし足場が不安定なのでトレイルランニングシューズは必須。山を走るウェアやギアで完全装備した方が身のためです。
今回の相棒は、Onの「Cloudvista」。トレランとロードランが同じくらい快適に走れる二刀流のシューズ。険しい山道でも安定感の走りをサポートしてくれましたが、真っ白なシューズが泥まみれに……。