【アプトの道】軽井沢駅から横川駅まで廃線路跡を走ってきた
群馬県安中市の廃線路跡「アプトの道」でランニングしたい方のために、旧熊ノ平駅からJR横川駅までの全長6kmコースを解説。私が2022年12月に走った時の様子も紹介します。道中には10本のトンネルと「めがね橋」や「碓氷湖」があり、エンタメ感が満載。旧熊ノ平駅は電車でアクセスできないため、軽井沢駅から国道18号を走って向かうのがおすすめです。
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この記事の目次
群馬県と長野県の県境・碓氷峠の廃線路跡「アプトの道」でランニングしたい方のために、軽井沢駅から旧熊ノ平駅を経て横川駅まで走る約14kmのコースを解説。2022年12月に走ってきた時の様子も紹介します。10本のレンガトンネル・めがね橋・碓氷湖・旧丸山変電所と、歴史遺産を走りながら楽しめる唯一無二のコースです。
アプトの道とは?
「アプトの道」は、群馬県の横川駅から長野県の軽井沢方面に向かう全長6kmの遊歩道。かつて横川駅〜軽井沢駅の区間には、交通の難所として知られていた碓氷峠(うすいとうげ)を越えるためにアプト式鉄道が敷かれていました。
アプト式鉄道は、2本のレールの間に敷かれたラックレールに歯車を噛み合わせるため、急勾配の線路でも登り降りできます。以下は横川駅のホームに展示されていたレールのサンプルです。しかし1893年に開通したアプト式鉄道は、長野新幹線の開通とともに1997年に役目を終えます。その後、碓氷峠の横川駅から旧熊ノ平駅までの約6kmの廃線路跡が遊歩道として整備されました。道中にはアプト鉄道時代の10本のトンネルと6つの橋梁が現存し、めがね橋や旧丸山変電所などの歴史遺産にふれあえます。
長野県と群馬県の県境にある廃線路跡(アプトの道)を走ってきました!https://t.co/4XmREtVc9c
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熊ノ平駐車場から横川駅まで約6kmの区間では10本のトンネルを通行します。トンネル内は照明があるのでライトなしでも走れます
途中、めがね橋や碓氷湖に寄り道してきました pic.twitter.com/scqYOzr9aa
アクセス
アプトの道の起点は2か所あります。ひとつはJR横川駅。JR高崎駅からJR信越本線に乗って30分ほどでアクセスでき、横川駅に隣接する「碓氷峠鉄道文化むら」に入口があります。
もうひとつの起点は、横川駅と軽井沢駅の中間に位置する「旧熊ノ平駅」にあります。現在は使われていない駅なので電車ではアクセスできませんが、碓氷峠の「カーブ82」付近に熊ノ平駐車場があります。
ランニングコース
今回走ったコースは、軽井沢駅→熊ノ平駐車場→旧熊ノ平駅→(アプトの道)→めがね橋→碓氷湖→旧丸山変電所→横川駅の順です。横川駅を起点に旧熊ノ平駅まで往復するコースが一般的のようですが、今回はほぼ下り基調になる軽井沢駅から横川駅方向で走りました。
軽井沢駅〜熊ノ平駐車場
まずは軽井沢駅南口から出発します。軽井沢駅〜熊ノ平駐車場の区間にも廃線路が残っていますが、こちらは通行が禁止されており、トンネルの入口には柵が設けられていました。軽井沢駅〜熊ノ平駐車場の区間は走行距離約8km、標高差約300mの下り坂が続きます。
今日は長野県と群馬県の県境にある廃線路跡(アプトの道)を走ります
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まずは軽井沢駅か出発して熊ノ平駐車場へ。下り坂8kmの峠道は楽勝でした
これからアプトの道を経由して横川駅を目指します pic.twitter.com/sAAlghr7gc
あっという間に熊ノ平駐車場に到着。碓氷峠の中腹にある大きな駐車場ですが、ずいぶん空いていました。
駐車場のすぐ横に、旧熊ノ平駅に続く階段があります。ちょうど碓氷峠の「カーブ82」の所です。階段を登ると寂れた廃線路跡が姿を現します。かつて熊ノ平駅が置かれた場所です。ここから「めがね橋」まで片道1.3kmで行き来できます。ウォーキングするのにちょうど良い距離ですね。
旧熊ノ平駅から「アプトの道」を下る
ここからアプトの道が始まります。道中には10本のトンネルがあり、旧熊ノ平駅から10号、9号、8号とカウントダウンしていきます。
碓氷峠の廃線路「アプトの道」
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熊ノ平から10号トンネルを抜けます!
トンネル内は照明があり、ライトなしでも走れました pic.twitter.com/QL91POk9lz
1分も走らないうちに10号トンネルを抜け、すぐにまた9号トンネルに入ります。
トンネル内は壁一面にレンガが敷き詰められており、両橋にはレンガの破片が残っています。定間隔で照明が置かれているため、50m先まで見渡せます。念のためにランニングライトを持っていきましたが不要でした。しかし照明は18時に消灯するので、夜は危険です。
8号トンネルに入ります。
8号トンネルから見た7号トンネル。
7号トンネルに入ります。
こちらは横川駅側から見た7号トンネル。「第七号トンネル」と書かれた標識が立っています。
アプトの道には10本のトンネルのほか、6つの橋梁が現存しています。こちらは「第四橋梁」です。
いよいよ6号トンネルに入ります。
めがね橋と碓氷湖
出口の見えない、とても長いトンネルでした。長い6号トンネルを抜けると、碓氷峠の人気観光スポット「めがね橋」に出ます。
めがね橋は「第三橋梁」でもあります。そのまま直進して良いのですが、せっかくなので階段を降りてみます。
国道18号から見た様子です。めがね橋には200万個以上のレンガが使われており、レンガ造アーチ橋としては国内最大のもの。
階段を登って再びアプトの道に戻ります。こちらは、めがね橋の上の様子。
その先には5号トンネルの入り口があります。
4号トンネル。
3号トンネル。
3号トンネルを抜けると、しばらく屋外を走り続けます。
次の2号トンネルの手前で「碓氷湖・公衆トイレ」と書かれた案内を見つけたので、休憩を兼ねて碓氷湖に寄り道します。
碓氷湖は坂本ダムによって作られた人造湖です。
湖畔には1周1200mの散策路が整備されています。めがね橋とセットで観光するのがおすすめです。
旧丸山変電所
再びアプトの道を走り続けます。こちらは2号トンネル。ここだけ他のトンネルよりも照明が明るかったですね。
そして最後の1号トンネルに入ります。
緩やかな下り坂を走り続けると「湯の峠」と呼ばれる温泉施設が見えてきます。こちらの公衆トイレを使わせてもらいました。
天然温泉が楽しめるそうですが、ゴールの横川駅まで3km残っているので、今回はスルーします。
湯の峠から横川駅までの区間はレールが残っているため、まるで線路の上を走っているような感覚です。
途中、大きなレンガ造りの建物があります。こちらはかつてアプト式鉄道の電気機関車に電力を供給していた「丸山変電所」です。1994年に国の重要文化財に指定され、2002年に修復工事が完了しています。
横川駅でフィニッシュ
横川駅に向かう途中、上信越自動車道の下を通過。右の方に見える山は群馬の名峰「妙義山」です。
横川駅に近づくと、何やら白い煙が見えていました。
その正体は「碓氷峠鉄道文化むら」にある蒸気機関車でした。敷地内に敷かれた800mのコースを610mmゲージの蒸気機関車が走っています。他にも懐かしい昭和の車両を数多く展示していました。電車好きにはたまらないですね。
「碓氷峠鉄道文化むら」の入口付近にはアプトの道の起点がありました。
そこから横川駅までは歩いてすぐ。
高崎駅行きの次の電車まで50分ほどあったので、駅前の「おぎのや本店」で遅めのランチを取りました。
メニューは「峠の釜飯定食」のみ。人気の駅弁峠の釜飯に味噌汁と力餅が付いてきます。
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