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万座温泉:湯畑と熊四郎歩道で高地トレーニング
2017年5月に群馬県吾妻郡嬬恋村の「万座温泉」に滞在し、周辺のエリアを旅ランしてきました。
標高1800mにある万座温泉は酸素濃度が低く、また起伏も多いことから、高地トレーニングに適した環境が整っています。
ランニングの後は温泉にも浸かれるので最高ですね。
目次と内容
アクセス
万座温泉は群馬県の標高1800mの山奥にある温泉郷です。住所は群馬県吾妻郡嬬恋村。
最寄りのJR万座・鹿沢口駅からバスで40分、JR軽井沢駅からバスで1時間半でアクセスできます。マイカーだと上信越自動車道・碓氷軽井沢ICから有料道路を経由して1時間半ほどかかります。
万座温泉は標高1800mの高地にあります。雪が降り積もる冬はスキー客で賑わい、夏は登山やトレッキングが人気です。
平地に比べると酸素濃度が低いため、いわゆる「高地トレーニング」に適した環境が整っています。大学駅伝の強豪校である帝京大学は、ここ万座温泉で強化合宿を行なっています。
今回は家族旅行で万座温泉を訪れた際に、湯畑周辺や「熊四郎歩道」と呼ばれるトレッキングコースを旅ランしてきました。
湯畑周辺
万座温泉はいわゆる「温泉街」というものがなく、湯畑から半径1km以内に温泉宿が点在しています。近くにコンビニやレストランがなく、車がないといろいろ不便です。
午前6時、小雨が降る中、宿泊先の万座プリンスホテルを出発します。
ホテルのすぐ横には「牛池」と呼ばれる沼地があります。サクッとトレッキングを楽しむのにおすすめです。
周辺の道路はアスファルトで舗装されているので走りやすいですね。ただし起伏が多い上に、標高1800mで酸素が薄く、ちょっと走っただけでゼーゼーハーハーになります。逆に言えば、足腰と心肺を効率的に鍛えられます。
こちらは湯畑に近い温泉宿の「万座亭」。夏休みということもあり、駐車場はほぼ満車でした。
こちらは日本一の高地温泉がある温泉宿の「日進館」。万座温泉はどの宿も泉質の高い温泉が楽しめます。
ようやく万座温泉の湯畑が見えてきました。
湯畑と言っても草津温泉のように観光地化されたものではなく、温泉が湧き出た場所にロープが張ってあるだけです。万座温泉は白濁した湯質が特徴だ。湯畑周辺は、硫化水素ガスが出ているので「立入禁止」となっています。
熊四郎歩道
湯畑の近くに「熊四郎歩道」というトレッキングコースの登山口があります。
登山口では携帯電話から登山届が提出できます。今回はすぐに戻りますが、長時間のトレッキングに出かける時は登山届を出しておくと安心です。
湯畑から階段を上り始めると、岩陰から「万座薬師堂」が姿を現しました。
万座川に沿いの登山道をひたすら上って行きます。万座川は、付近の火山活動の影響によりPH2〜3の強い酸性のため、水は澄んでいますが魚は生息できません。ちなみにこのエリア一帯で使う水道水は、数km先の沢から水を引いているそうです。
傾斜がキツくなり、坂道から階段に変わりました。
こちらが熊四郎洞窟。現地案内板によると「熊四郎」という名は万座の麓に住む狩人・熊四郎がこの地で温泉を発見したことに由来するとのこと。
ここから道が分岐しますが、さらに上の熊四郎山を目指します。
展望台までは階段をひたすら上って行きます。足場はしっかりしているものの、手すりは半壊しており、すぐ横は断崖絶壁。
ようやく展望台が見えてきました。登山道はここまで。
展望台からの景色は、濃霧で何も見えません。晴れていれば万座温泉が一望できるそうですよ。
今度は登山道を下ります。まるで道が途切れているように見えませんか?
先ほどの分岐点まで戻ると、もう一方の登山道へ進みます。酸素が薄いので、階段を歩いているだけで息切れがします。高山植物を鑑賞しながら、マイペースで進みます。
今にも崩壊しそうな橋を渡るのは怖かったですね……。
子供の頃に遊んだアスレチックを思い出します。
長い階段を下っていくと湯畑が見えました。
おまけ
今回は時間がありませんでしたが、万座温泉から白根山を結ぶ全長6kmの「本白根探勝歩道」があります。天気の良い日に走ってみたいですね。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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