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【英国ケンブリッジでランニング】ケム川とカレッジ(学寮)めぐり

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【英国ケンブリッジでランニング】ケム川とカレッジ(学寮)めぐり

ロンドンから電車で1時間。大学の町として長い歴史を持つケンブリッジを走ってきました。町中に点在するカレッジ(学寮)とケム川をめぐるコースを紹介します。

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目次と内容

ケンブリッジとは?

ケンブリッジ(Cambridge)はイギリス東部にある町。中心部にはケム川(River Cam)が流れ、ケム川にかかる橋(bridge)が地名の由来と言われています。

ケム川沿いにはキングス・カレッジやトリニティ・カレッジ、セントジョンズカレッジなどの石造りの古い建物が軒を連ねており、全部で31あるカレッジ群がケンブリッジ大学の母体になっています。

アクセス

ケンブリッジは、首都ロンドンから電車で1時間ほどでアクセスでき、日帰り観光も可能です。ロンドン中心部のKings Cross駅からはGreat Northern線が、St Pancras International駅からはThames Link線がそれぞれ直通で運行しています。

Cambridge駅から町の中心部までは3kmほど離れており、バスやタクシーで移動できます。カレッジめぐりをするなら、町の中心にある「グレートセントメアリーズ教会」を起点するのがおすすめです。

今回は春休みの家族旅行でロンドンに5日間滞在しました。最終日は夕方発のフライトでしたので、ケンブリッジを日帰りで観光してきました。

ロンドンのKings Cross駅では『ハリーポッター』でお馴染みの「9 3/4プラットフォーム」で記念撮影してきました。早朝でしたが30分ほど並びましたね。Kings Cross駅からCambridge駅までは2駅50分。あっという間に到着です。

コース

ケンブリッジでは1時間半ほどかけて、グレートセントメアリーズ教会、トリニティ・カレッジ、キングス・カレッジをゆっくり見学してきました。

その後、家族がカフェで休憩している間に、ひとりでカレッジめぐりを兼ねたランニングに出かけました。以下は2024年4月2日の走行記録です。

というわけで、まずはグレートセントメアリーズ教会から走り始めます!

教会の隣の広場は「マーケットスクエア」と呼ばれ、屋台市場がずらりと並んでいます。肉や野菜、魚などの食料品から、ホットドッグなどの軽食まで、いろんなお店があります。

グレートセントメアリーズ教会は、営業時間内であれば塔の上まで登れます。ケンブリッジの街並みを一望できる貴重なスポットとして観光客にも人気です。上の写真は、キングス・カレッジ方面の景色。

教会のすぐ隣にはケンブリッジ大学出版の本屋さんがあります。イギリスで最古の本屋(the oldest bookshop site in Britain)が、世界最古の出版社の本を販売(selling books from the oldest publisher in the world)していると書かれていました。ちなみに創立は1534年。日本だと織田信長が生まれた年ですね。

ニュートンのリンゴの木

本屋さんを後にして、細い路地を北へ向かいます。

ケンブリッジは歴史の古い町なので、中心部はどこも道路が狭く、一方通行が多いですね。しかも石畳の路面なので注意して走らないとつまづいてしまいます。

こちらは1546年設立のトリニティ・カレッジ(Trinity College)。数学者・物理学者のアイザック・ニュートン(1642-1727)が学んだカレッジで、玄関の外には万有引力の法則を発見するきっかけとなったリンゴの木が植えてあります。

トリニティ・カレッジの隣に立派な門を構えているのは、1511年設立のセントジョンズ・カレッジ(St John’s College)。こちらは構内に「ため息橋(Bridge of Sighs)」と呼ばれる有名な橋があります。

こちらは1596年設立のシドニーサセックス・カレッジ(Sydney Sussex College)。イギリス史の清教徒革命で有名なオリバー・クロムウェル(1599-1658)の出身校でもあります。

そしてマーケットスクエアの裏手にあるこちらは、1505年設立のクライスツ・カレッジ(Christ’s Collge)。ちなみにケンブリッジのカレッジは、有料で観光できる一部のカレッジを除き、基本的に学校関係者以外は立ち入り禁止となっています。

ケム川のほとり

ここから町の中心部を抜けてケム川に向かいます。

こちらは1496年設立のジーザズ・カレッジ(Jesus College)。入口の近くには学生の自転車がずらり。

さらに北へ向かって走り続けると、大きな芝生の広場に出ました。ミッドサマー・コモン(Midsummer Common)と呼ばれる公園です。

イギリスはいつも雨が降っているイメージが強いですが、今日は気持ちの良い晴れ日となりました。

公園を突っ切ってケム川のほとりまで走ると、正面にケンブリッジ大学ボートクラブ(Cambridge University Boat Club)のボートハウスが見えました。

イギリスではボート(漕艇)が学生に人気のスポーツ。中でもオックスフォード大学対ケンブリッジ大学のボートレースは、日本の箱根駅伝並みに盛り上がります。

その他、ケム川沿いには各カレッジのボートハウスが軒を連ねています。

ジーザス・グリーン(Jesus Green)と呼ばれる公園を通り、ケム川ぞいをひたすら南へ進んでいきます。

天気の良い日には、ケム川でパント(Punt)と呼ばれる手漕ぎボートをよく見かけます。イタリアのベニスのボートと同じように、漕ぎ手が船尾から1本の長いオールで操るタイプです。

カレッジの裏庭「ザ・バックス」

最後に、ザ・バックス(The Backs)と呼ばれるケンブリッジの穴場スポットを紹介します。

バックスとは「裏側」という意味で、要するにカレッジの裏庭ですね。

こちらは先ほど正面から見たセントジョンズ・カレッジの裏門です。

この辺りは人通りが少なく、のんびりジョギングやウォーキングを楽しめます。

こちらは設立1326年のクレア・カレッジ(Clare College)。戦後日本で吉田茂のブレーンとも言われた白洲次郎(1902-1985)が留学していたカレッジです。

そしてこちらは設立1441年のキングス・カレッジ(King’s College)。構内にはケンブリッジ大学のシンボルにもなっているゴシック建築のチャペルがあります。

キングス・カレッジではチャペルを見学(有料)した後に、構内を散策することができ、こちらの裏門が出口になっています。

キングス・カレッジの隣にあるのが1448年設立のクイーンズ・カレッジ(Queen’s College)。こちらの見どころは、ケム川にかかる「数学橋 (Mathematical Bridge)」。ニュートンが設計したとか、釘が一本も使われていないとか、いろんな伝説があります。

最後はキングス・カレッジの正門まで戻ってきました。

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