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イーストボーン:ドーバー海峡とビーチー岬をめぐる旅
2017年5月にイギリス南部のリゾート地「イーストボーン」で旅ランしてきました。
ロンドンから電車で1時間半でアクセスできて日帰り観光も可能。ドーバー海峡に面した美しい砂浜と、白亜の断崖絶壁で有名な「ビーチー岬」をめぐるコースを走ってきました。
目次と内容
アクセス
イーストボーン(Eastbourne)は、ドーバー海峡に面するイングランド南端のビーチリゾート。
ロンドンのヴィクトリア駅から電車で1時間半でアクセスでき、ロンドンからの日帰り旅行も可能です。
イーストボーンの主な見どころは、ドーバー海峡に突き出た「イーストボーン埠頭」とビーチ沿いの「プロムナード」ですが、少し足を伸ばせば白亜の断崖絶壁「ビーチー岬」も観光できます。
今回は、ロンドン滞在中の週末に、日帰りでイーストボーンで旅ランしてきました。ここでは、イーストボーン駅から走りはじめ、イーストボーン埠頭とプロムナードを経由し、ビーチー岬まで往復するコースを紹介します。
午前7時にロンドン・ビクトリア駅からサウザーン線に乗車。

田園地帯をのんびり走り、1時間半ほどでイーストボーン駅に到着しました。

イーストボーン埠頭
まずはイーストボーン駅から海岸に向かって走ります。5分も走らないうちに、海岸沿いの道路、プロムナード(Promenade)に到着。こちらは地元では有名なクレアモント・ホテルです。

プロムナードから砂浜へ降りてみます。海に突き出ているのがイーストボーン埠頭(Eastborne Pier)です。

こちらがイーストボーン埠頭の入口。入場料はかからず、自由に出入りできます。

埠頭の上には、休憩スペースやお土産ショップ、ゲーセンなどがありました。

休憩スペースもありました。

こちらは埠頭の先端にあるレストラン。

5月末なので泳いでいる人はいません。ドイツ語をしゃべる児童の集団がいたので、恐らくヨーロッパ大陸から修学旅行に来ているのでしょう。

イギリス海峡は潮の流れが激しいので、放っておくと砂が流されてしまいます。それを防ぐための防砂柵が定間隔で設置されていました。

プロムナード
ここから砂浜沿いのプロムナードを西へ向かって走り、ビーチー岬を目指します。道路からも海は見えますが、ランニングするなら砂浜沿いの遊歩道がおすすめです。

イングリッシュ・ガーデン(風)の生け垣が素敵ですね。

まるで物語の中から飛び出してきたような休憩所もあります。

時折、道路と遊歩道を結ぶ小道があります。まるで「秘密の花園」のようですね。

しばらく走り続けると、白亜の断崖絶壁に到達しました。

ビーチー岬
こちらがビーチ岬に向かう登山口のひとつ。このまま一般道を進むこともできますし、直進してトレッキングコースを進んでもOK。

今回はトレッキングコースを走ります。しばらく急な斜面が続きます。

丘の上に来ると視界が開けました。前方左側にはイギリス海峡が見えます。

崖のほうに近づいてみると、この辺り一帯が白亜系チョークで出来ていることが分かります。高さは10〜20mですが、万が一転落でもしたら骨折だけでは済まないでしょう。
実はここ、イギリス有数の自殺の名称でもあります。最近は減少傾向にありますが、毎年十数人がここから飛び降りて命を落としているそうです。

崖には柵がありません。たまにこのような「Cliff Edge」と書かれた看板が立っているだけ。。

途中、「Please use new path away from cliff edge(意訳:崖から離れた新しい道を通ってください)」と書かれた看板を目にした。古い道は崩れ落ちてしまったのでしょうか。

ひたすら緑の芝生の上を走り続けます。左側にはイギリス海峡が一望できました。

目の前に大きな丘が立ちはだかります。走ったり、歩いたりを繰り返しながら、なんとか乗り越えました。

ようやくビーチー岬に到着!断崖絶壁は近くで見ると迫力がありますね。この辺りも柵がないので崖の間近まで近寄れますが、いつ崩れ落ちてもおかしくありません。

足元には白亜系チョークのかけらが散らばっていました。指でペキっと折れるくらい脆いです。こんな所を走っていて大丈夫のかと、不安になりました。

この辺りがビーチー岬の上ですね。突然崩れ落ちる可能性はゼロではないので、遠くから眺めることにします。

こちらはビーチ岬付近にある監視塔の残骸。第二次世界大戦中はドイツ軍の空爆機を見つけるための重要な役割を担っていました。今は取り壊され、中にベンチが置いてあります。

トレッキングコースはまだまだ西へと続きます。サウス・ダウンズ・ウェイ(South Downs Way)と呼ばれるコースを進んでいくと、160km先のウィンチェスターまで行けるそうですよ。
おまけ
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