【バース ランニングコース】イギリス世界遺産の温泉郷を走ってきた
イギリスの古都バース(Bath)でランニングしたい…という方のために、市街地やバース・スカイラインをめぐるコースを解説。私が2023年6月に走った時の様子も紹介します。ロンドンからも日帰りできるので、旅行や出張のついでに走ってみてはいかがでしょうか。
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目次と内容
私の個人的な体験
先日、出張でイギリスの首都ロンドンに1週間滞在しました。初日は週末の朝7時にヒースロー空港に到着したため、ホテルのチェックイン時間まで暇を持て余してしまいます。そこで、ロンドンから日帰りで行けるバース(Bath)という町でランニングすることにしました。
イギリスのバース(Bath)を訪れました。古代ローマ時代の浴場跡や大聖堂が有名な街ですが、お目当ては1周10kmのBath Skyline Walk。イギリスらしいフットパスでクロカン走が楽しめます。バース市内を一望できる絶景スポットもありましたhttps://t.co/IKUYJc2O3E pic.twitter.com/gyj2IwiRma
— ともらん! (@tomorunblog) June 11, 2023
バースはイギリスで唯一の温泉地として知られています。古代ローマ時代にローマ人が温泉を発見し「ローマン・バス」を建造。18世紀からは上流階級の保養地として栄えてきました。1987年に世界文化遺産に登録され、国内外から多くの観光客を惹きつけています。
ランニングコースの概要
バースはイングランドの南西部、サマセット州にある属します。ロンドンから170kmほど西に位置し、直通電車なら約1時間半でアクセスできます。つまり、ロンドンから日帰り観光も可能です。
今回はバーススパ駅から走り始めて、カナル(運河)沿いを進み、バース・スカイライン(Bath Skyline)という散策路を走ってきました。走行距離は約10km。
ロンドンからバーススパ駅へ
ヒースロー空港からヒースロー・エキスプレスに乗ってロンドンのパディングトン駅に来たものの、ホテルのチェックインまで7時間ほどあります。ふと電光掲示板を見ると、パディングトン駅から直行できる都市の名前が並んでいます。
その中で真っ先に目に留まったのがバースでした。調べてみると、片道1時間半でアクセス可能。現地で3時間ほど過ごしても、チェックイン時間までに戻って来られます。これで行き先は決まり。
とはいえ、バースまでスーツケースを持って行きたくないので、パディングトン駅構内にある「LEFT LUGGAGE」に預けました。料金は24時間で15ポンド。
そして券売機でバース行きの往復チケットを購入。オフピーク料金でしたが、70ポンド(約1万2千円)と高額です。まあでも片道1時間半だと東京〜名古屋と同じくらい。そう考えるとそんなに高くないかも、と思えてきました。
カナル沿いを走る
8時半にパディングトン駅を出発し、10時過ぎにバース・スパ駅に到着しました。駅の北口の方が中心街に近く栄えているのですが、今回は南口から出て、まずはバース・スカイラインを目指します。
バースの中心を流れるリバー・エイボンから枝分かれするカナル(水路)に沿って走ります。
カナルボートと呼ばれる長細い船には、普通に人が住んで生活しています。イギリスではよく見かける光景です。
途中でカナルから外れ、住宅地を抜けて細い小道を進んでいきます。「本当にこの道で大丈夫?」と不安になりながらも、ようやくバース・スカイライン・ウォークのルートに辿り着きました。
バース・スカイライン
バース・スカイライン(Bath Skyline)は、ナショナル・トラストが整備・管理する散策路。公式サイトには、ルートマップや主な見所が載っています。
公式サイトのルートマップは非常に分かりにくいのですが、一応、現地には進行方向を示す黄色い矢印があるので、一旦コースに入れば迷わずに走れます。コースは1周約10km。フットパスが整備されていますが、一部、家畜などがいるエリアを通過します。
そのため、柵を開け閉めする必要があります。
冒頭からいきなり牛の集団に囲まれてビビりました。
こちらはシャム・カースル(Sham Castle)と呼ばれる古城風の建物。
実はバース・スカイライン・ウォークは、そんなに見どころはありません。目の前に広がるのは、田園風景のみ。まあイギリスらしい風景ではありますが。。
コースの半分を走り終えたあたりで、突然雨が降り始めました。天気予報では晴れだったので完全に油断していました。これもイギリスらしい。。一応、旅に出る時は完全防水仕様のランニングキャップとアウタージャケットを持っていきますが、こんな時に限ってスーツケースの中に入れたまま…。
しかたなく、ランニングウェアを脱いで頭巾のように被って走りました。かなり怪しいスタイルですが、イギリス人って他人がどんな格好をしようが気にしないんですよね。
バスウィック・メドウ
途中、バスウィック・メドウ(Bathwick Meadow)という場所に差し掛かります。丘の上にあり、バースの美しい街並みが一望できます。
晴れていればもっと綺麗に見えるんでしょうけどね。雨でも十分美しかったです。
バース・スカイラインを管理するナショナル・トラストは、歴史的建築物の保護を行うボランティア団体です。
財源は主に会費と寄付に頼っています。現地には寄付用のボックスが設置されており、2ポンドが寄付金の目安のようです。
5ポンド札しか持っていませんでしたが、感謝の気持ちを込めて5ポンド寄付しておきました。
浴場跡地と大聖堂
せっかくバースまで来たので、市街地も観光することにしました。
バース・スパ駅に戻り、浴場跡地を目指します。街の中心部は建物の色や高さに統一感があり、街並みが美しいですね。
また、カラフルなモチーフでデコレーションしたり、
昔懐かしい赤い電話ボックスを花壇に仕立てたり、色使いが上手いなと感心しました。
こちらは浴場跡地(右)とバース寺院(左)の建物です。サクッと観光するつもりでしたが、なんと時間制でした。入場できる時間帯まで待っていたら帰りの電車に間に合わないのでスルーします。
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