【ロンドン ランニングコース】産業革命の遺産「リージェンツ運河」を走ってきた
イギリスの首都ロンドンでランニングしたい…という方のために、産業革命時代に整備されたリージェンツ運河のコースを解説。私が2024年3月に走った時の様子も紹介します。運河沿いは遊歩道が整備されており、ほぼノンストップで走り続けられます。旅行や出張のついでに走ってみてはいかがでしょうか。
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目次と内容
私の個人的な体験
2024年の春休みにイギリスの首都ロンドンに1週間滞在しました。いつも家族で旅行する時は、午前中に観光を済ませてから、午後にひとりで走りに出かけます。今回は珍しく早起きして、家族がまだ寝ている間に、リージェンツ運河(Regent’s Canal)を走ってきました。
ロンドン旅行4日目
— ともらん! (@tomorunblog) April 1, 2024
【旅ラン】
地下鉄Angel駅から「リージェンツ運河」をめぐる12kmコース。運河沿いには生活感あふれるナローボートがずらり。橋の下も通行でき、テムズ川までノンストップで走れました
【観光】
セントポール寺院→ロイヤルオペラハウスにて『白鳥の湖』を鑑賞→コベントガーデン pic.twitter.com/SnS4luvDLU
リージェンツ運河はロンドン市街地北部を流れる全長約14kmの運河。西からパディングトン駅、リージェンツパーク、カムデンタウン、キングスクロス駅、ビクトリアパーク、マイルエンドパーク、テムズ川のライムハウスを水路で結んでいます。
このような運河(canal)は産業革命時代にイギリス全土に整備され、交通のインフラとして機能してきました。運河沿いには遊歩道があり、ウォーキングはもちろん、自転車やランニングでの通行も可能。ほぼノンストップで走り続けることができるため、ランニングコースとして意外と走りやすいんですよね。
ランニングコースの概要
リージェンツ運河はどこからでも走り始められますが、東側を走るなら地下鉄ノーザン線のAngel駅、西側を走るならKings Cross駅がおすすめです。この二つの地点の間は地下トンネルになっており、運河沿いは通行できません。
今回は地下鉄でAngel駅まで移動し、そこからリージェンツ運河沿いを走ってテムズ川のライムハウスへ向かいます。走行距離は8kmぐらい。最後に宿泊先のホテルまで走りトータル13kmになりました。
地下鉄Angel駅
地下鉄Angel駅から200mほどの場所にリージェンツ運河の入口があります。
こちらがちょうど地下トンネルを出てくる場所。この辺りは両岸に遊歩道が整備されていますが、テムズ川までノンストップで走れるのは左岸のみ。
平日ですが、午前7時台ということもあり、街はまだ静まり返っています。近年、リージェンツ運河は再開発が進んでおり、運河沿いにはマンションが建ち並んでいます。東京だと天王洲アイルみたいなところですね。
ナローボート
そして運河に欠かせないのがナローボート。場所によっては両岸に並ぶように停泊しています。イギリスではナローボートで生活している人もいて、こちらのナローボートは朝食を作っているのか、煙突から煙が出ていました。
途中、ビクトリアパーク(Victoria Park)とマイルエンドパーク(Mile End Park)の横を通り過ぎます。リージェンツ運河はロンドンの公園と公園を結ぶグリーンベルトの役割も担っています。
こちらのナローボートはルーフトップが植物で埋め尽くされていました。移動式のイングリッシュガーデンでしょうか。
ライムハウス
リージェンツ運河には所々に閘門(こうもん)が設置されており、水面に高低差のある場所でもナローボートが通行できるようになっています。門の開閉は基本的に手動。梃子の原理が働くとはいえ、ひとりで動かせるものなんでしょうか。
あっという間にライムハウス(Lime House)に到着。ここまではノンストップで走り続けて8kmほど。ここから数百メートルの水路を下るとテムズ川に合流します。
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