【英国ロンドンでランニング】リージェンツ運河とナローボート
ロンドンの水路といえばテムズ川が有名ですが、市街地の北部を流れる「リージェンツ運河」も外せないスポットです。運河沿いには遊歩道が整備さえており、都会の喧騒を忘れてウォーキングやランニングが楽しめます。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
リージェンツ運河とは?
リージェンツ運河(Regent’s Canal)はロンドン市街地北部を流れる全長約14kmの運河。西からパディングトン駅、リージェンツパーク、カムデンタウン、キングスクロス駅、ビクトリアパーク、マイルエンドパーク、テムズ川のライムハウスを水路で結んでいます。
このような運河(canal)は産業革命時代にイギリス全土に整備され、交通のインフラとして機能してきました。運河の通行に適した幅の狭いナローボート(narrow boat)は、今でもイギリスの田舎の風景になくてならない存在です。
運河沿いには遊歩道があり、ウォーキングはもちろん、自転車やランニングでの通行も可能。遊歩道は数ヶ所の地下トンネルを除き、橋を下を通行できるため、ノンストップで走り続けることができます。
アクセス
リージェンツ運河はどこからでも走り始められますが、東側を走るなら地下鉄ノーザン線のAngel駅、西側を走るならKings Cross駅がおすすめです。この二つの地点の間は地下トンネルになっており、運河沿いは通行できません。
コース
今回は家族旅行でロンドン滞在中にリージェンツ運河を走ってきました。地下鉄でAngel駅まで移動し、そこからリージェンツ運河沿いを走ってテムズ川のライムハウスへ。走行距離は8kmぐらいでした。最後に宿泊先のホテルまで走りトータル13km弱。以下は2024年4月1日の走行記録です。
地下鉄Angel駅から200mほどの場所にリージェンツ運河の入口があります。
こちらがちょうど地下トンネルを出てくる場所。この辺りは両岸に遊歩道が整備されていますが、テムズ川までノンストップで走れるのは左岸のみ。
平日ですが、午前7時台ということもあり、街はまだ静まり返っています。近年、リージェンツ運河は再開発が進んでおり、運河沿いにはマンションが建ち並んでいます。東京だと天王洲アイルみたいなところですね。
そして運河に欠かせないのがナローボート。場所によっては両岸に並ぶように停泊しています。イギリスではナローボートで生活している人もいて、こちらのナローボートは朝食を作っているのか、煙突から煙が出ていました。
途中、ビクトリアパーク(Victoria Park)とマイルエンドパーク(Mile End Park)の横を通り過ぎます。リージェンツ運河はロンドンの公園と公園を結ぶグリーンベルトの役割も担っています。
こちらのナローボートはルーフトップが植物で埋め尽くされていました。移動式のイングリッシュガーデンでしょうか。
リージェンツ運河には所々に閘門(こうもん)が設置されており、水面に高低差のある場所でもナローボートが通行できるようになっています。門の開閉は基本的に手動。梃子の原理が働くとはいえ、ひとりで動かせるものなんでしょうか。
あっという間にライムハウス(Lime House)に到着。ここまではノンストップで走り続けて8kmほど。ここから数百メートルの水路を下るとテムズ川に合流します。