【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル 【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル 【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル 【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル
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【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル(動画あり)

2026年6月にアシックスの定番ランニングシューズ「ゲルカヤノ32(Gel-Kayano 32)」が発売されたので購入しました。価格は22,000円。神レベルの安定感と適度な反発力で長距離でも疲れにくいのが魅力ですが、雨だと滑りやすかったりするので、その辺りも含めて詳しくレビューしていきます。

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【アシックス ゲルカヤノ32 レビュー】原点回帰。安定感が神レベル

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この記事の目次

【結論】原点回帰

「ゲルカヤノ32」は、フルマラソンなど長距離を安定して走りたいランナーにおすすめのシューズです。安定感が非常に高く、適度な反発力もあり、長距離を疲れずに走り続けられる1足。前作「ゲルカヤノ31」のモデルチェンジは正直がっかりしましたが、「ゲルカヤノ32」では名作「ゲルカヤノ30」に原点回帰する形で、本来の良さが再び実感できました。

作っているのはアシックス(ASICS)。「ゲルカヤノ」は1993年に誕生したフラグシップモデルで、フルマラソンなど長時間の走行で安定した走りをサポートし、国内外のランナーに支持されています。「ゲルカヤノ29」から毎年新作を履き継いでおり、2023年には茨城県の霞ヶ浦1周(130km)をゲルカヤノと共に走破したのは良い思い出です。

FF BLAST PLUS+PureGEL

「ゲルカヤノ32」の主な特徴は次のとおり。

  • ミッドソールは「FF BLAST PLUS」を採用
  • ヒールの部分に「PureGEL」を内蔵
  • 安定機構「4D GUIDANCE SYSTEM」を継承
  • アッパーはエンジニアードメッシュを採用
  • アウトソールはハイブリッドアシックスグリップを使用
  • 重量は270g(メンズ25.5cmエキストラワイド実測値)
  • ドロップは8mm(ヒール40mm/前足部32mm)
  • 定価は22,000円
FF BLAST PLUSのミッドソール(ヒール40mm)

ミッドソールには「FF BLAST PLUS」フォームを搭載しており、ヒール部分のスタックハイトが40mmとなる厚底シューズに仕上げています。ドロップは8mm。ヒール部分の内側には衝撃吸収剤「PureGEL」を内蔵し、クッション性能を高めています。

ハイブリッドアシックスグリップのアウトソール

靴底は接地面積が広く、アウトソールは中足部にグリップ性能の高い「ASICSGRIP」、つま先・カカト部に耐摩耗性に優れた「AHAR+」を組み合わせた「ハイブリッドアシックスグリップ」を採用。凹凸のあるアウトソールはグリップ性能に優れているだけでなく、衝撃を吸収する役割も担っています。

エンジニアードメッシュのアッパーとガセットタン

アッパーはエンジニアードメッシュを採用し、アンクルパッドはクッションが多め、シュータンは厚さ控えめに仕上げています。シュータンは内側でシューズと一体化したガセットタン形式です。

メンズ25.5cmエキストラワイドの実測重量270g

重量は、メンズ25.5cmエキストラワイドの実測値が270gでした。

サイズ感と履き心地

スタンダードとエキストラワイドが選べるゲルカヤノ32

私は身長170cm・体重60kg。ランニングシューズはスタンダードタイプで26.0cm、ワイドタイプで25.5cmがいつものジャストサイズです。今回は前作と同じエキストラワイドの25.5cmを選びましたが、私の足に完璧にフィットしました。特に足首周りのフィット感が素晴らしく、分厚いアンクルパッドが足首を隙間なく包み込んでくれます。

反発力の高いゲルカヤノ32で走る様子

履き心地は、クッションがあまり沈み込まず、やや硬めの印象。しかし反発力は高く、蹴り出す際にグイグイ前に進む感じは快感すら覚えます。私の場合、4:30/kmぐらいまでなら快適にペースアップでき、ジョギングはもちろん、少しペースを上げたい時にもキビキビとギアチェンジに対応してくれます。

安定感が神レベル

安定感を生む4D GUIDANCE SYSTEM

「ゲルカヤノ32」の最大の魅力は、安定感です。ゲルカヤノと言えば、昔から走行安定性の高さに定評があり、中でも「ゲルカヤノ30」から採用された「4D GUIDANCE SYSTEM(ガイダンスシステム)」は秀逸。広がりを持たせたミッドソール、アーチ部分に配置された高反発フォーム、ヒール部分の絶妙な傾斜、接地面積を広げたアウトソール。これらがお互い補完し合うことで、長時間にわたり安定した走りをサポートしてくれます。

アキレス腱の保護性能が嬉しい

後方が最も分厚いアンクルパッド

また「ゲルカヤノ32」は、アキレス腱の保護性能も嬉しいポイントです。アンクルパッドはアキレス腱が当たる後方が最も分厚いのが特徴。私はランニング中にアキレス腱を痛めやすいため、この手厚い保護は非常に有難いですね。

シュータンが秀逸

薄型にアップデートされたシュータン

さらに「ゲルカヤノ32」は、シュータンの作りも秀逸です。前作「ゲルカヤノ31」は分厚いシュータンでしたが、「ゲルカヤノ32」では薄型にアップデート。足の甲のカーブにピタリとフィットするよう工夫されており、ガセットタンとの相乗効果で素晴らしいフィット感を生み出しています。

でも雨だと滑りやすい

小雨の中を走るゲルカヤノ32

一方で「ゲルカヤノ32」の欠点は、雨だと滑りやすいこと。小雨が降る中を走る機会がありましたが、アスファルトでは路面をしっかり捕捉してくれるものの、濡れたタイルの上では接地の際に数mm単位のズレがあり、グリップ力に物足りなさを感じました。

ゲルカヤノ31との違い

前作の「ゲルカヤノ31」とも比較してみましょう。基本的なスペックの比較は以下のとおり。

ゲルカヤノ32ゲルカヤノ31
発売2025年6月2024年7月
定価22,000円20,900円
ミッドソールFF BLAST PLUS、PureGELFF BLAST PLUS ECO、PureGEL
アウトソールハイブリッドアシックスグリップハイブリッドアシックスグリップ
アッパーメッシュメッシュ
重量(25.5cm EW)270g289g
ゲルカヤノ32(左)とゲルカヤノ31(右)

写真は左が「ゲルカヤノ32」、右が「ゲルカヤノ31」です。まず重量を見ると、「ゲルカヤノ32」は19gほど軽量化しています(いずれもメンズ25.5cmエキストラワイドの実測値)。ミッドソールは「FF BLAST PLUS ECO」から「FF BLAST PLUS」にアップデート。実際に履いた感触としては、「ゲルカヤノ31」のクッションは柔らかめで沈み込み、「ゲルカヤノ32」は硬めで反発力を強く感じます。

ゲルカヤノ32とゲルカヤノ31のアウトソール比較

靴底を見ると両者の違いがよく分かります。「ゲルカヤノ31」は全体的に接地面積が大きく、特にヒールと中足部は「ゲルカヤノ32」よりも幅があります。しかし、ただ広ければ良いというわけではなく、「ゲルカヤノ31」は安定感が増した以上に俊敏さが失われ、「ゲルカヤノ30」に比べると扱いにくいシューズになりました。

ゲルカヤノ32(左)とゲルカヤノ30(右)

アシックスがそれを問題視していたのか分かりませんが、「ゲルカヤノ32」は「ゲルカヤノ30」に近いフォルムに戻っています。上の写真は左が「ゲルカヤノ32」、右が「ゲルカヤノ30」。これでも接地面積は十分広く、安定感も十分高いと感じます。

左からゲルカヤノ32・31・30とゲルニンバス27のアッパー比較

アッパーにも注目すると、「ゲルカヤノ32」は「ゲルカヤノ30」に原点回帰していることが分かります。上の写真は左から「ゲルカヤノ32」「ゲルカヤノ31」「ゲルカヤノ30」と並び、一番右は「ゲルニンバス27」。「ゲルカヤノ31」はアンクルパッドの構造をゲルニンバスに寄せていますが、「ゲルカヤノ32」は「ゲルカヤノ30」に寄せています。プルタブのみ「ゲルカヤノ31」から継承しています。

ゲルニンバス27との違い

参考までに、ゲルカヤノシリーズと同じく人気の「ゲルニンバス27」とも比べてみましょう。基本的なスペック比較は以下のとおり。

ゲルカヤノ32ゲルニンバス27
発売日2025年6月2025年2月
定価22,000円19,800円
ミッドソールFF BLAST PLUS、PureGELFF BLAST PLUS ECO、PureGEL
アウトソールハイブリッドアシックスグリップハイブリッドアシックスグリップ
アッパーメッシュメッシュ
ゲルカヤノ32(左)とゲルニンバス27(右)

写真は左が「ゲルカヤノ32」、右が「ゲルニンバス27」です。いずれもドロップは8mmですが、「ゲルカヤノ32」のヒールスタックハイトが40mmなのに対し、「ゲルニンバス27」は43.5mmもあります。ラテン語で「雲」を意味する「Nimbus」という名前だけあり、「ゲルニンバス27」は雲に包まれるような穏やかなクッショニングが特徴。ジョグ〜スロージョグが最も気持ちよく走れます。

ゲルカヤノ32とゲルニンバス27のアウトソール比較

アウトソールは同じ「ハイブリッドアシックスグリップ」を採用しつつ、構造が全く異なります。「ゲルカヤノ32」は凹凸が大きく、路面をガッチリ捕捉する感覚。対して「ゲルニンバス27」はフラットで、足をポンと地面に置いていくような感覚です。

【追記】走行距離150kmの耐久性

走行距離150kmに達したミッドソール(斜めのシワ)

こちらは「ゲルカヤノ32」の走行距離が150kmに達した時の状態。ミッドソールには斜めにシワのラインが目立ちますが、クッション性能や反発力は健在です。

走行距離150kmに達したアウトソールの状態

靴底に関しても、ミッドソールが剥き出しになっている部分は所々表面が削れていますが、アウトソールはまだまだ健在です。

【追記】ゲルカヤノ33が発売

ゲルカヤノ33と32のミッドソール比較

2026年6月に後継モデルの「ゲルカヤノ33」が発売されました(写真左)。二層構造のミッドソール、安定性能を高める「FLUIDSUPPORT」、着脱しやすいシューレースシステムなどを新たに取り入れて、メジャーアップデート。いや、まったく別のシューズに生まれ変わったと言っても過言ではありません。それでもゲルカヤノらしい安定感・安心感はしっかり引き継がれていました。

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動画レビュー

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