【ロンドン ランニングコース】グリニッジ公園からテムズ川を走ってきた
イギリスの首都ロンドンでランニングしたい…という方のために、郊外のグリニッジ公園から中心部に向かうコースを解説。私が2024年3月に走った時の様子も紹介します。片道10kmほどで、グリニッジ天文台を観光しつつ、テムズ川沿いでランニングが楽しめます。旅行や出張のついでに走ってみてはいかがでしょう。
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目次と内容
私の個人的な体験
春休みに家族でロンドンに1週間滞在しました。午前中は家族を連れて観光して、午後はひとりで走りに出かけるパターン。今回は「グリニッジ天文台」のあるグリニッジ公園からロンドンの中心部まで走ってきました。
ロンドン旅行2日目
— ともらん! (@tomorunblog) March 30, 2024
【旅ラン】
本初子午線のあるグリニッジ天文台からテムズ川遊歩道を経由し、ロンドン中心部まで14km走りました。グリニッジはロンドンマラソンのスタート地点でもあります
【観光】
レドンホール・マーケット→ロンドン橋→テイトモダン美術館→タワーブリッジ→ロンドン塔 pic.twitter.com/NJZdWIwL4l
グリニッジ(Greenwich)は、イギリスの首都ロンドンの南東部にある町。かつて王立天文台が置かれ、経度0度0分0秒のグリニッジ子午線(本初子午線)が通る場所として世界的に有名です。毎年4月に開催されるロンドンマラソンのスタート地点でもあります。
テムズ川沿いに面した町は河港都市としても栄え、現在はマリタイム・グリニッジ(Maritime Greenwich)としてユネスコの世界遺産にも登録されています町の中心部には、旧王立天文台を擁するグリニッジ公園の他、国立海洋博物館や旧王立海軍大学、カティーサーク(ビクトリア朝時代の帆船)などの観光施設があります。
ランニングコースの概要
グリニッジはロンドン中心部から10kmほど東に位置し、電車で20〜30分ほどでアクセスでき、日帰り観光も可能です。最寄駅は、Southeastern線とDocklands Light Railway(DLR)線が停車するGreenwich駅。また、テムズ川を行き来するThames River Boats(船)に乗って水路でGreenwich Pierに行く方法もあります。
今回はGreenwich駅から走り始めて、グリニッジ公園を散策。その後テムズ川を渡り、Thames Path(テムズ・パス)と呼ばれる遊歩道を経由してロンドン中心部まで走りました。走行距離は約15km。
グリニッジ公園へ
というわけで、Greenwich駅から走り始めます。
ロンドンの郊外とはいえ、駅周辺は典型的なイギリスの田舎町という感じでした。歩行者優先のZebra Crossing(横断歩道)を突っ切って、駅から500mほど離れたグリニッジ公園を目指します。
グリニッジ公園は営業時間があるので、公式サイトで確認しておくと安心です。自分が訪れた時は午前6時から午後8時までの営業でした。
こちらが北側の正門。さすが世界的に名の知れたグリニッジだけあって混雑していました。
グリニッジ天文台
園内のメインストリートを進んで旧王立天文台を目指します。上の写真の左側に見える建物が天文台です。テムズ川の船乗りからも見えるように、高台に造られたわけですね。
急な坂を上り切ると旧王立天文台に到着。
こちらは旧王立天文台の敷地内の様子。中に入るには入場料が必要です。中庭にはグリニッジ子午線に沿って鉄線が埋め込まれており、ここで記念撮影するのが鉄板のようです。
敷地の外にも少しだけ鉄線が伸びているので、入場料を払わずに記念撮影することも可能です。
旧王立天文台は高台にあるため、晴れた日には遠くまで見渡せます。上の写真の右側に見える高層ビル群はドックランド、左側の高層ビル群はロンドン中心部です。
旧王立天文台を後にして、グリニッジ公園をぐるりと1周します。そういえば、ここは毎年4月に開催される「ロンドンマラソン」のスタート地点でもあります。
ロンドンマラソンは世界で最も人気のマラソン大会のひとつで、抽選倍率は25倍以上と言われています。自分はもう10年以上エントリーし続けていますが、いまだに当選したことがありません…。いつかロンドンマラソンのために戻ってきたいですね。
グリニッジ歩道トンネル
グリニッジ公園を出て、グリニッジの町の中心部を目指します。
Greenwich駅の周辺の繁華街を抜けてテムズ川に向かうと、大きな帆船がを姿を現します。
こちらはビクトリア朝時代に中国〜イギリス間の輸送に使われていた帆船「カティーサーク(Cutty Sark)」。現在は陸上げされ、中は博物館になっています。
さて、ここから地下トンネルを通り、テムズ川の対岸へ渡ります。
正式名称は「グリニッジ歩道トンネル(Greenwich Foot Tunnel)」。全長約370m、深さ約15m、幅約3mの小さなトンネルですが、ロンドン市内にあるタワーブリッジ(有名な二階建ての橋)より東側には橋がないため、テムズ川の両岸を行き来する貴重な交通手段となっています。
カティーサークが鎮座する広場の一角にあるこちらの円形の建物。一見すると公衆トイレのようですが、実はこれトンネルの入口なんです。
長い螺旋階段をひたすら降っていきます。エレベーターもあるので、自転車や足腰に自信がない方でも利用できます。
トンネルの内部はこんな感じ。左側通行で、片側は人が2人並ぶとギリギリ通行できるレベル。人がいなければ走れますが、今日は大人しく歩きました。
あっという間に対岸のトンネル入口に到着しました。
テムズ・パス
さて、ここからはテムズ川の左岸(地図で見た時の北側)を西へ向かって走ります。
グリニッジ歩道トンネルからロンドン中心部まではテムズ・パスと呼ばれる遊歩道で結ばれています。基本的に川沿いを走り続ければ良く、道に迷う心配はありません。
こんな感じでテムズ川すれすれを通行できます。
時折、川沿いの道が途切れて一般道へ迂回する必要がありますが、標識があるので安心です。
6kmほど走り続けると西日に照らされたタワーブリッジが姿を現しました。このままテムズ川沿いを直進すれば、ロンドン橋やウエストミンスター方面へもアクセスできます。本日の旅ランはこれにて終了。
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