2018年4月15日に長野県長野市で開催された「長野マラソン」を走ってきた。種目はのフルマラソンの部。
今回のレースで履いたミズノの「WAVE EMPEROR 3」を一言で表すなら「質実剛健」という言葉が似合う。飾り気がなく地味な存在だが、レース本番では全服の信頼を置けるパートナーになり得る。
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「長野マラソン」の主な特徴は以下のとおり。
最新の情報は公式サイトを確認しよう。
長野市は長野県の北部に位置する。
コースは5時間の制限時間が設けられており、市民マラソン大会の中では中〜上級者向けという位置付け。アップダウンもあり、決して走りやすいコースではない。
埼玉県の自宅から参加するため、今回は1泊2日の日程でレース前日に長野入りした。
北陸新幹線で大宮駅から長野駅まで移動し、エキスポ会場へ直行。受付を済ませてから、再び長野駅へ戻ってきた。
「長野マラソン」は宿泊施設が取りづらいことで有名。今回僕も「宿泊難民」になってしまい、やっと見つけた宿は野尻湖の「ゲストハウスLAMP(ランプ)野尻湖」。
長野駅から車で1時間ほど離れているが、今回はレース当日にスタート会場まで車で送ってくれる「マラソン応援プラン」を利用。8人相部屋で朝食(お弁当)が付いて7,000円だった。
長野マラソンは午前8時半スタート。いつもスタート4時間前には朝食をとるようにしている。
午前4時15分起床し、ベッドの中でセブンイレブンで買ったおにぎり、大福、バナナを食べた。
5時頃にモルテンの「Drink Mix 320」を調合。5時半までに 3/4を飲み、残りはスタート1時間半前に飲み干した。
今日は雨ということで、ランニングシャツの上に簡易ポンチョを着用しました。こちらはランニング月刊誌『ランニング・スタイル』2018年3月号の付録。
5時半にトヨタハイエースに乗り込み、6時半にスタート会場に到着。ぼくを含めて8人のランナーが長野マラソンの宿泊プランを利用した。
「長野マラソン」のスタート会場は長野運動公園に設置される。最寄駅は長野駅のお隣の北長野駅。
スタート 2時間前に到着したため、かなり時間を持て余した。雨が降り続けているので、男子更衣室で待機。
30分ほど座っていたら、館内はほぼ満員になった。
ちなみに女子更衣室はあちらの建物。男子更衣室との間には「トイレ村」がある。
7時過ぎに荷物を預けに行く。スタート1時間前になると混み出すそうなので、早めの行動を心がけた。
荷物は、THULE(スーリー)の「Vea Backpack 21L」に詰め込んだ。
スタート1時間前にウォームアップエリアへ移動。スタートブロックがA〜Cの選手は陸上競技場でウォームアップできる。
僕は「C」なので陸上競技場に入ることができた。国内外の招待選手も一緒にウォームアップをしている。
雨が降り続く中、スタートブロックに整列。「7分間じっとしているとウォームアップが無駄になるので、みんなでウォームアップしましょう」と、高橋尚子さんの掛け声で、ストレッチやジャンプでウォームアップした。
スタート直前の様子。
#長野マラソン スタート30分前!ブロックCにて #マラソン #ランニング pic.twitter.com/aL3CceCJfc
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年4月15日
「長野マラソン」のコースの特徴は以下のとおり。
以下のコースマップは公式サイトより拝借。
前半は4:40/km前後のペースを維持する予定だったが、走り始めると調子が良いので最初の5kmは4:30/kmで巡航。相変わらず雨が弱まる気配はない。
6kmあたりで善光寺大門を通過。その手前にちょっとした上り坂があり、周囲のランナーが失速して行く。
「善光寺を通過するときは手を合わせる」ということを知人のランナーから聞いたが、誰も手を合わせる様子はない。僕はせめてランニングキャップを取って軽くおじぎした。
昨日訪れたエキスポ会場の「ビッグハット」を通過しながら、引き続き4:30/kmのペースをキープ。善光寺大門からは緩やかな下り坂が続いているためか、この区間は楽に感じる。
15kmあたりから4:25/kmにペースアップ。20km手前で長い上り坂に差し掛かり、ここでは体力を消耗してしまった。
五輪大橋を渡りきると中間地点。グロスタイムで1時間36分だった。隣にいたランナーが「3時間10分切りは厳しいなー」とつぶやいていたので「そんなこと言わずに一緒に頑張りましょう!」と言いかけたが、やめておいた。そんなこと言ってられるほど、自分も余裕はない。でもこの時、3時間10分切りを意識した。
中間地点を過ぎた辺りから雨が止んだ。簡易ポンチョを脱ぎ捨て、気持ちを入れ替えて後半に挑む。
市街地を離れて千曲川の土手へ。この辺りはフラットでとても走りやすく、28〜30kmは4:15/kmまでペースアップした。後から振り返るとペースアップのタイミングがちょっと早過ぎた。
30kmあたりで「ふたこぶラクダ」と呼ばれる二度のアップダウンに差し掛かる。苦しくなってきたが、腕振りを意識して4:15/kmのペースを維持した。長い岩野橋を渡りきると35km地点。
30〜35kmのは追い風だったが、岩野橋で折り返すと35〜40kmは向かい風となった。しかも今日に限って強風。36kmまではペースを落とさないように粘るが、37km以降は4:30/kmまで失速。40km地点を過ぎた頃には、足が思うように上がらなくなった。
「あと2km」の看板が見えた時、手元の時計(ネットタイム)は 3時間1分。4:30/kmを維持できれば9分。ギリギリ3時間10分切りになるが、足が思うように動かなかった。
「長野マラソン」の完走タイムは、ネットで3時間10分11秒、グロスで3時間10分40だった。ラスト7kmはの向かい風は予想外の展開だったが、向かい風がなくても失速してしまったと思う。
それでも2カ月前に走った「東京マラソン2018」でマークした自己ベストを7分40秒も更新できたので、全力を出し切った自分を褒めてあげたい。
フィニッシュ会場での記念撮影。
完走タオル。
アミノバイタル、 JA長野のオリジナルおにぎり、長野マラソン20周年記念ポストカード、アミノバイタル GOLD。
そして一番大事な完走メダル。20周年を記念して「20」をモチーフにしている。
預けた荷物を引き取り、更衣室で着替えた。
ゴール会場のある長野オリンピックスタジアムからはシャトルバスが運行している。JR長野駅行きのバスは渋滞で時間がかかると聞いたので、しなの鉄道・篠ノ井駅へ向かい、そこから電車で長野駅へ向かった。