
マラソンブロガーのtomoです。
ミズノの2022年秋冬新作ランニングシューズ「ウエーブライダー26」の特徴と履き心地をレビューします。
前作から進化した点は以下のとおりです。
「とも」が実際に履いてみた感想としては、前作に比べて中足部のサポートが増し、安定感は依然と高いままでグイグイ前進するライド感も感じられるようになりました。
今回紹介する「ミズノ ウエーブライダー 26」は以下の通販サイトから購入できます。
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ウエーブライダー(WAVERIDER)は、ミズノのランニングシューズのフラグシップシリーズです。
毎年、同社の最新技術を投入して改良が加えられるため、業界のベンチマーク的存在であり、ランニングシューズのひとつの完成系でもあります。
最大の特徴は、硬いアスファルトの上を長時間走り続けても疲れにくい安定走行性能とクッション性能にあります。
歴代のモデルには、接地時の左右のブレを軽減する「ミズノウエーブ」が搭載されており、まだランニングフォームが崩れがちなマラソン初心者でも、足元から安定した走りをサポートしてくれます。
そこに最新のソールクッションを組み合わせることで、クッション性や反発性、推進力に面白い化学反応が生じます。
この記事を書いている「とも」は、2019年に「ウエーブライダー23」と出会い、すぐにその虜になりました。以来、毎年ウエーブライダーの新作を買い続けています。
2022年秋冬の最新モデルは10月1日に発売されました。26代目の「ウエーブライダー26」です。
主な特徴は以下のとおり。
詳細については、後ほど写真と一緒に解説しますね。
早速、発売日当日にミズノ公式サイトで注文を入れ、10月3日に自宅に届きました。
今回選んだのは、幅広タイプのスーパーワイド(SW)のメンズ25.5cmです。
ちなみに「とも」はミズノ株式会社の株主なので、株主優待特典の20%割引券が使えます。通常は定価でしか買えない予約商品や新作商品にも使えてお得感があります。
毎年新作が発売されるシリーズものは、前作との違いが気になりますよね。ここでは最新の「ウエーブライダー 26」と前作の「ウエーブライダー25」を比較します。
まずは基本スペックの比較から。写真左が最新の「ウエーブライダー26」です。
ウエーブライダー26 | ウエーブライダー25 | |
---|---|---|
発売 | 2022年10月 | 2021年8月 |
価格(税込) | 14,850円 | 14,850円 |
重さ(27.0cm) | 285g | 275g |
ミッドソール | ミズノエナジー、ミズノウエーブ | ミズノエナジー、ミズノウエーブ |
アッパー | エアメッシュ、ガセットタング | エンジアードエアーメッシュ、ガセットタング |
アウトソール | X10 | X10 |
物価上昇が世のトレンドの中、定価が据え置きなのは消費者からすると嬉ししいですね。
ミッドソールの基本構造は変わっていませんが、新作では以下の改良点が見られます。
その結果、新作では重さが10gの増量となりました。
最も大きな違いを実感できるのはアッパーの部分。表面の素材がエンジニアードメッシュから柔らかいエアメッシュにアップデートされました。
新旧の違いが理解できたところで、そろそろ「ウエーブライダー26」を詳しく見ていきましょう。
柔軟性と反発性に優れたミッドソール素材、ミズノエナジー(MIZUNO ENERGY)をソールの全面に搭載。前作よりも厚みが2mm増えました。ミッドソールの側面には斜めに筋が入り、耐久性を高めています。前作からのマイナーな改良点ですね。
ミッドソールの間に挟まった赤いプレートがミズノウエーブ(MIZUNO WAVE)です。波形構造のプレートがバネのような役割を果たし、接地時のクッション性を高めつつ、左右のブレを最小限に抑えます。
前作との違いが最も顕著なのがアッパーです。メッシュの目が細かくなり、エンジニアードメッシュがエアメッシュに置き換わりました。高い通気性を担保しつつ、柔らかな素材が足の屈折に優しく寄り添います。
アンクルパッドは前作からさらに厚みを増し、足首周りのホールド感がさらに高まりました。特に注目して欲しいのは後方先端の部分。やや内側に前傾しており、アキレスのカーブにピタリとフィットします。公式サイトでは触れられていませんが、ヒールカップも大幅に改良されたポイントのひとつです。
タン(ベロ)の裏側がシューズの内側と一体化した構造を「ガセットタング構造」と呼びます。中足部が上から下まですっぽり包まれるため、より快適な快適なフィッティングに一役買っています。
なお、公式サイトでは前作からの改良点として「ガセットタングは縫製の単一メッシュに変更」を挙げていますが、実物を比べてみると違いを実感するのが難しいのが現状です。
靴底は複雑な形状をしています。まず、地面に触れる部分は全面的に凹凸のあるラバー素材「X10」で覆われいます。中央には窪みが設けられ、赤いプレートのミズノウエーブが顔を出しています。
後ろから見ると溝の深さが見て取れます。溝の両側だけを接地されることでアーチ構造が生まれ、踏み込んだ時のクッション性と蹴り出す時の反発性が高まります。
「ウエーブライダー26」のスーパーワイド(SW)メンズ25.5cmの重さは、実測値で264gでした。数字で見ると重く感じますが、手に取った時の重さや実際に履いてみた感触では、重いと感じることはありません。むしろ見た目に反して軽い、という印象でした。
ウエーブライダーのサイズ展開は以下のとおり。
ウエーブライダーシリーズには、幅広タイプのランナーのためにスーパーワイド(SW)も用意されています。サイズ展開は以下のとおり。
「とも」の足は幅広なので、ランニングシューズのサイズ選びでは25.5cmか26.0cmでいつも悩みます。
前作同様、幅広タイプSWの25.5cmを選びましたが、つま先周りが余裕ある作りになっており、窮屈さをまったく感じずに履きこなすことができました。
ここからは、実際に「ウエーブライダー26」を履いてみて気づいた点を紹介します。
前作の「ウエーブライダー25」のクッションは、ヒール部分のクッションが厚く、中足部からつま先にかけて薄く、ミズノウエーブも後方に搭載されていました。そのため、足を踏み込むとミッドソールが足裏にペタッと張り付きました。
一方で「ウエーブライダー26」はミズノウエーブを前方に伸ばし、より大胆な波形構造を用いることで中足部のサポートを高めています。ミズノエナジーの厚みも全体で2mm増量しています。
中足部〜ヒールの一体感が増したことで、シューズ全体の剛性が高まったように感じます。足を踏み込んだ時にペタッとならず、ミズノウエーブの恩恵を得られやすくなったと実感します。
ウエーブライダー最大の特徴である走行安定性の高さも健在です。クッションの厚みが増すと安定感やバランス感覚が犠牲になりがちですが、ミズノウエーブが中足部までしっかりサポートしてくれることで安定感をキープしつつ、さらにグイグイ前進するライド感が増しました。
そして、足首周りを優しく守り、力強くホールドするヒールカップは「ウエーブライダー26」の大きな魅力です。なぜか公式サイトではノータッチ。
特に優れているのが、アキレス腱の部分。やや前傾ぎみの分厚いパッドがアキレス腱のカーブに寄り添います。アキレス腱を「支柱」にしながらシューズと足を一体化させている、といっても過言ではないでしょう。
耐久性については、走行距離に応じた状況を定期的に更新します。
参考までに、以下は前作の「ウエーブライダー25」を350km走った状態です。アウターソールのラバーの損傷が激しく、部分的に凹凸がなくなってしまいました。
後日更新します。
後日更新します。
ウエーブライダーのようなシリーズものは、新作が発売されると前作の価格が値崩れします。
お求めやすくなった「ウエーブライダー25」を狙うのもおすすめですよ。
今回紹介した「ミズノ ウエーブライダー 26」は以下の通販サイトから購入できます。
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これまでにレースや旅ランで走ったことのある国内外のエリアをまとめました。
当ブログ「ともらん」について、よくある質問のまとめ。
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