【レビュー】Hoka スカイグライドショーツ:収納力抜群の2in1
インナータイツとアウターショーツが一体化したHokaの2in1ショーツ、スカイグライドショーツ(Sky Glide Shorts)を詳しくレビューします。




スカイグライドショーツの評価
Hokaの「スカイグライドショーツ」は、長距離ランニングのために設計された2in1ランニングショーツ。従来の「グライドショーツ」の快適性に加えて、360度のウエストポケットを搭載することで収納力が格段に上がりました。一方でポケットのホールド感はやや頼りなく、走行中にボトルやスマホの揺れを感じます。
長所
- ウエストポーチ以上の収納力
- 股ずれしにくい
- 速乾性に優れた生地
短所
- ウエストポケットのホールド感が弱い
主な特徴と仕様

それでは早速「スカイグライドショーツ」を詳しく見ていきましょう。
グライドショーツの進化版

厚底シューズのイメージが強いHokaですが、実はランニングウェアやギアなども細々と展開しています。ラインアップは少ないものの、機能性に優れたプロダクト作りに定評があります。こちらの「グライドショーツ」は2021年に購入したものですが、内側がインナータイツ、外側がアウターショーツの2in1タイプで使い勝手が良かったですね。今回購入した「スカイグライドショーツ」がベースになっています。
360度のウエストポケット

「スカイグライドショーツ」はウエスト周りに360度のメッシュポケットを搭載しています。Mizunoの「マルチポケットパンツ」と同じ原理で、前後左右に荷物が収納できます。ポケットの配置は前面の中央に中サイズが1つ、左右に小サイズが2つ、そして背面に大サイズのポケットを配置しています。収納力については後ほど詳しく紹介します。
サイドポケットが2つ

さらに内側のタイツの側面に縦型のポケットを搭載しており、スマホなど重量のあるアイテムの収納に最適。ポケットの上部には飛び出し防止用の工夫が施されています。
ファーストインプレッション
ここからは実際に「スカイグライドショーツ」をランニングで履いてみて、気づいた点を忖度なしでコメントしていきます。
サイズ感と履き心地
「スカイグライドショーツ」はメンズとレディースの2種類あり、サイズ展開は次のとおり。
メンズ | レディース | |||
---|---|---|---|---|
ウエスト | 股下 | ウエスト | 股下 | |
XS | 62cm | 18cm | 60cm | 10cm |
S | 66cm | 18cm | 64cm | 18cm |
M | 74cm | 18cm | 74cm | 18cm |
L | 78cm | 18cm | 80cm | 18cm |
XL | 86cm | 18cm | – | – |
自分は身長170cm、体重60kg、痩せ型の体型でして、今回は「XS」か「S」かで悩みましたが「S」を選びました。インナータイツは思っていたより伸縮性が高く、全体的にちょっと大きいかなと感じます。ただしウエストはドローコードで調整できるため、特に問題はありません。
速乾性に優れている

記事の素材は、アウターショーツがリサイクルポリエステル86%とポリウレタン14%、インナータイツがリサイクルナイロン79%とポリウレタン21%を使用しており、速乾性に優れています。気温33℃で2時間走りましたが、シャツはびしょ濡れなのに、ショーツは湿っているような状態。
股ずれしにくい

インナータイツは作りが結構しっかりしており、股間の部分は立体構造になっています。おかげで股ずれしにくく、2時間の長距離走でも快適でした。
サイドポケットにアクセスしやすい

以前履いていた「グライドショーツ」もインナータイツにサイドポケットがありましたが、アウターショーツのマチが小さくて、スマホの出し入れに苦労しました。レース中に取り出そうとしたら、ビリッと破けた悲しい思い出もあります。「スカイグライドショーツ」の方はマチに余裕があり、出し入れが楽ですね。
ウエストポケットはホールド感が弱い
ウエストポケットは収納力がありますが、高さが7cmほどしかなく、また生地が薄いためホールド感はイマイチでした。
収納力の検証
収納力は誰もが気になるポイントだと思うので、もう少し詳しく見ていきます。
ウエストポケット

まず前面中央の中ポケットですが、スマホを保管するのにちょうど良さそうなのに、6.1インチの「iPhone 15」だとはみ出してしまいますね…。ここはエナジージェル入れに使うのが良さそう。

背面の大ポケットは500mlのソフトフラスクが余裕で収納できます。真ん中にストッパーがあるので、飛び出す心配もありません。でも、ランニング中は揺れます。ジョギングならギリギリ許容できる範囲ですが、スピード練習では使い物になりません。

500mlのペットボトルを入れるとこんな感じ。どちらかと言えば、ソフトフラスクよりもハードフラスクやペットボトルの方が安定します。
大ポケットは、アウターシェルなど嵩張るものも折りたためば余裕で収納できます。
サイドポケット

スマホはやはりインナータイツのサイドポケットの方が安心です。太ももと一体化しますし、飛び出し防止機能も付いています。

サイドポケットは左右に2つあるので、もう1つには保冷剤を入れてみました。夏の暑い日には熱中症予防に効果的です。
総合評価
以上、Hokaの「スカイグライドショーツ」をレビューしました。長距離走でも快適に走れて、収納力も抜群に素晴らしい2イン1ショーツです。ランニングボトルの収納に関しては惜しいですが、ジョギングなら何とかなりそうです。
長所
- ウエストポーチ以上の収納力
- 股ずれしにくい
- 速乾性に優れた生地
短所
- ウエストポケットのホールド感が弱い
参考までに、下の関連記事に他のおすすめショーツを載せておきます。

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