【体験談】フルマラソンを46回完走して学んだ10のこと
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【体験談】フルマラソンを46回完走して学んだ10のこと

2013年の富士山マラソンからはじまり、気づけばフルマラソン完走46回。サブ3.5→サブ3→サブエガと目標を達成してきた一方、スランプや故障で走れない時期も何度も経験しました。私が10年以上のフルマラソンを走り続けて学んだことを振り返ります。最後に私が影響を受けたマラソン本も紹介します。

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マラソンがライフワークの40代ランナー。YouTubeX.comでも発信中。フルマラソン自己ベスト2時間47分13秒(2025)、Six Star Finisher(2026)。詳しいプロフィール

TOMO

この記事の目次

1. 初マラソンは誰でも必ず自己ベスト

当たり前の話ですが、初マラソンのタイムは必ず自己ベストになります。それがどんなタイムであっても。私のフルマラソンデビューは「富士山マラソン2013」でした。なぜ初マラソンに日本有数の「難コース」として知られる富士山マラソンを選んだのか、今となっては記憶がありません。

ただ、中間地点の高低差100mの坂を上り切った後の後半20kmは、地獄のような苦しみを味わった記憶は今でも鮮明に残っています。3時間47分12秒でフィニッシュラインを越えた時、もう二度とフルマラソンは走らないと誓いました。それでも翌年にはまた走っていました。

2. シューズを変えると記録が変わる

フルマラソンを走り始めてから最初の3年ぐらいは、1足のランニングシューズを練習でもレースでも履き回していました。ところが初めてレース用のシューズを履いて「黒部名水マラソン2017」に挑むと、自己ベストを10分以上も更新しました。

それまでは「シューズで記録が変わるはずがない」と思い込んでいましたが、実際に試してみると、驚くほど脚が軽く、後半になっても失速しにくい感覚がありました。もちろんシューズだけが要因ではありませんが、道具への投資が記録に直結することをこの経験から学びました。

3. 記録が伸び続ける時期がある

フルマラソンを何年か走り続けて過去を振り返ると、突然ブレークスルーが訪れ、短期間に自己ベストを連発する時期がありました。私の場合は過去に2回ありました。

1回目は2018〜2019年。ベルリンマラソンで3時間7分、勝田全国マラソンで3時間5分、東京マラソンで2時間58分と走る度に自己ベストを更新。2回目は2022〜2024年。新潟シティマラソンで2時間52分、金沢マラソンで2時間49分、さいたまマラソンで2時間47分とサブエガへ一直線。すべてが上手く噛み合っている状態なんでしょうね。

4. 攻めのペースが自己ベストへの近道

私の場合、記録を大きく伸ばした時に共通しているのが、前半からやや攻めた走りをしたこと。東京マラソン2019で初「サブ3」を達成した時、新潟シティマラソンで5分近く自己ベストを更新した時、金沢マラソンで初「サブエガ」を達成した時も、中間地点やその手前から「少し速すぎるかも」と感じながら走っていました。

もちろん、前半に攻めすぎると後半に失速します。「フルマラソンは30kmからが勝負」という格言は正しいと思います。大切なのは「攻め」と「リスク管理」のバランス。自分の限界より少し上を走ることが、自己ベストへの近道だと実感しています。

5. 記録が停滞する時期も必ず来る

自己ベストを連発する時期があれば、記録がまったく伸びない時期もあります。私の場合、2020〜2021年はコロナ禍でレース自体がほぼ中止となったこともあり、サブ3すら達成できないスランプを経験しました。

また、2025年の大阪マラソンで自己ベストを更新して以来、膝の故障にも悩まされ、思うように練習できない時期が続きました。しかし、焦らず走り続けていれば、チャンスはまた訪れるものです。

6. 夏マラソンは練習レースと割り切る

私のようにフルマラソンを年に5〜6本走っていると、夏でもレースに参加します。夏といえば8月に開催される北海道マラソンが有名ですが、過去に4回完走した経験から、夏のフルマラソンは、どれだけ準備しても暑さには勝てません。練習と割り切って無理をしないのが得策です。

ただし、夏でも快適にフルマラソンを走る方法がひとつだけあります。7〜8月にオーストラリアのレースに出れば、日本は夏でも向こうは冬。過去に参加したシドニーマラソンは涼しくて非常に快適でした。

7. 悪条件への慣れが強さになる

2018年に長野マラソンを走った時は、初めての雨レースでした。雨の中でフルマラソンを完走できるのか不安でしたが、普段から雨でもランニングを続けていたので、レース当日は冷静に対応して自己ベストを更新することができました。

他にも、勝田全国マラソンでは強風に煽られたり、大阪マラソンでは雪に見舞われたりしながらも自己ベストを更新。これも日頃から、雨の日も雪の日も構わずに走り続けていることで、悪条件への「免疫」ができているのではないかと思います。

8. 記録を狙うレースと楽しむレースを分ける

私は年にフルマラソンを5〜6本、その間にハーフマラソンや10kmを5〜6本走っています。30代前半まではレースの度に全力投球していましたが、30代半ばを過ぎると、それでは体が持ちません。オーバーワークになり、故障のリスクも上がります。

40代中盤に差し掛かる私が意識しているのは「勝負レースは年2回まで」というルールです。春と秋に1本ずつ、本気で記録を狙うレースを設定する。それ以外は、ペースを抑えて景色やエイドを楽しむことを目的にする。そのようにメリハリをつけることで、ランニングを多角的に楽しめるようになりました。

9. 旅とセットにすると長続きする

マラソン大会の楽しみのひとつは、知らない土地で観光したり、美味しいものを食べたりできること。行ってみたい場所で開催されるレースにエントリーすれば、そこへ行く口実になりますし、1〜2日長めに滞在すればレース以外の楽しみも増えます。

マラソンは記録を追うスポーツですが、同時に人生を豊かにする旅でもある。そう思えるようになってから、走ることがより好きになりました。もし自分が記録だけを目標に走っていたら、長続きしていなかったでしょう。

10. 苦しいレースほど一生忘れない

これまで走ったフルマラソンの中で最も印象に残っているのは、2017年のオホーツク網走マラソンです。前半からオーバーペースで突っ込み、後半は歩く・走るを繰り返す最悪の展開。タイムは自己ワーストの3時間47分。ボロボロになりながらフィニッシュ地点にたどり着くと、100万本のひまわり畑が出迎えてくれました。あの時の感動は、今でも鮮明に覚えています。

何が言いたいかというと、自己ベストを出したレースも体験としては素晴らしいのですが、苦しんで苦しんで走り切ったレースの方が記憶に残る。そこがマラソンの面白いところであり、また奥深いと感じる理由でもあります。

【記録一覧】これまでのフルマラソン完走歴

これまで私が完走したフルマラソンは下記のとおり。自己ベスト更新は完走タイムを太文字で表記。「STRAVA」のリンクから走行データ、「ブログレポート」のリンクから完走記が確認できます。

大会名 タイム リンク
1 – 富士山マラソン20133:47:12STRAVA
2 – 静岡マラソン20143:36:29STRAVA
3 – 北海道マラソン20143:42:15STRAVA
4 – 板橋シティマラソン20153:36:10STRAVA
5 – さいたま国際マラソン20153:38:01STRAVA
6 – 千歳JAL国際マラソン20163:48:13STRAVA
7 – 北海道マラソン20163:40:56STRAVAブログレポート
8 – シドニーマラソン20163:38:09STRAVAブログレポート
9 – さいたま国際マラソン20163:32:41STRAVAブログレポート
10 – 黒部名水マラソン20173:21:21(初サブ3.5!)STRAVAブログレポート
11 – オホーツク網走マラソン20173:47:56STRAVAブログレポート
12 – シカゴマラソン20173:28:38STRAVAブログレポート
13 – 東京マラソン20183:17:47STRAVAブログレポート
14 – 長野マラソン20183:10:12STRAVAブログレポート
15 – ベルリンマラソン20183:07:36STRAVAブログレポート
16 – 勝田全国マラソン20193:05:00STRAVAブログレポート
17 – 東京マラソン20192:58:46(初サブ3!)STRAVAブログレポート
18 – 日本最北端わっかない平和マラソン20193:07:56STRAVAブログレポート
19 – ニューヨークシティマラソン20193:04:46STRAVAブログレポート
20 – さいたま国際マラソン20192:57:34STRAVAブログレポート
21 – 別府大分毎日マラソン20202:58:04STRAVAブログレポート
22 – 富士山マラソン20213:04:34STRAVAブログレポート
23 – 伊豆大島マラソン20213:16:50STRAVAブログレポート
24 – かすみがうらマラソン20222:57:04STRAVAブログレポート
25 – 北海道マラソン20223:05:44STRAVAブログレポート
26 – 新潟シティマラソン20222:52:38STRAVAブログレポート
27 – 富山マラソン20222:54:52STRAVAブログレポート
28 – 青島太平洋マラソン20222:56:27STRAVAブログレポート
29 – いぶすき菜の花マラソン20233:08:49STRAVAブログレポート
30 – 熊本城マラソン20232:55:35STRAVAブログレポート
31 – ボストンマラソン20233:01:42STRAVAブログレポート
32 – 函館マラソン20233:07:01STRAVAブログレポート
33 – 金沢マラソン20232:49:31(初サブエガ!)STRAVAブログレポート
34 – 奈良マラソン20233:06:57STRAVAブログレポート
35 – さいたまマラソン20242:47:21STRAVAブログレポート
36 – 千歳JAL国際マラソン20242:57:46STRAVAブログレポート
37 – 北海道マラソン20243:09:29STRAVAブログレポート
38 – 東北・みやぎ復興マラソン20242:57:48STRAVAブログレポート
39 – 館山若潮マラソン20252:57:26STRAVAブログレポート
40 – 大阪マラソン20252:47:13STRAVAブログレポート
41 – 佐渡トキマラソン20253:00:38STRAVAブログレポート
42 – オホーツク網走マラソン20253:13:20STRAVAブログレポート
43 – 水戸黄門漫遊マラソン20252:58:07STRAVAブログレポート
44 – みえ松阪マラソン20252:53:46STRAVAブログレポート
45 – 京都マラソン20263:02:53STRAVAブログレポート
46 – ロンドンマラソン20263:13:08STRAVAブログレポート

【おすすめ】私が影響を受けたマラソン本

最後に、私がこれまで読破した数々のマラソン本の中から、最も影響を受けた3冊を紹介します。こちらからAmazonで購入できます。

走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹著)

走ることについて語るときに僕の語ること』は、作家の村上春樹さんが、自身のランニング人生について語った本。マラソン体験記として読んでも楽しめますし、「なぜ人は走るのか?」という哲学的な問いについて考えさせられたりもします。私自身、レースで苦しくなった時は、本書に出てくる名言「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」を唱えるようにしています。

30キロ過ぎで一番速く走るマラソン(小出義雄著)

30キロ過ぎで一番速く走るマラソン』は、高橋尚子さんをはじめ数々のトップ選手を育てた小出義雄さんの名著。フルマラソンで最も苦しくなるはずの30km以降で、最も速く走るためのマインドセットを教えてくれます。

ゼロベースランニング(高岡尚司著)

ゼロベースランニング』は、マラソントレーナーの高岡尚司さんの著書。体が持つ本来の機能を最大限に生かした走り方を解説し、自分はこれを読んでサブ3につながる走り方のヒントを得ました。記録が停滞している…、走るのがマンネリ化している…、そんな悩みを抱えるランナーにおすすめの一冊です!

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